Facebook広告とTwitter広告にはどんな違いがある?
近年、インターネット広告を利用したマーケティングに注目が集まっていますが、その中でもSNSへ広告出稿を行う企業が増えてきました。SNS広告の代表格といえば、Facebook広告やTwitter広告ではないでしょうか。
もともと、FacebookやTwitterは、数あるソーシャルメディアの中でも非常に人気が高く、上手く広告を介してリーチできれば、コンバージョンにつながるアクティブユーザーを獲得できます。もしかして、Facebook広告やTwitter広告などのSNS広告を利用するにあたり、下記のようなことをお考えではないですか?
- SNS広告の基礎的なところからしっかり学びたい・・・。
- Facebook広告とTwitter広告の特徴について知りたい・・・。
- Facebook広告とTwitter広告の具体的な違いについて知りたい・・・。
もし、上記について自分と何かひとつでも思い当たることがある場合は、本記事を最後まで興味を持って読んでいただけると思います。今回は、SNS広告とはどういったものなのか、Facebook広告やTwitter広告の特徴や、それぞれの具体的な違いについて、詳しく説明していきます。
SNS(Facebook・Twitter)広告とは?
FacebookやTwitterなどのソーシャルメディアにインターネット広告を出稿することを、SNS広告といいます。従来のインターネット広告では、どうしてもソーシャルメディアに介在するアクティブなユーザーに対して、積極的にアプローチすることができませんでした。
しかし、SNS広告を出稿することで、FacebookやTwitterに広告を出稿できるようになり、日々、アプリを介して積極的な情報発信を行うユーザーに、素早くアプローチすることができるようになりました。その結果、高い確率でコンバージョンを獲得できる企業が増えています。
実際に、FacebookやTwitterなどのインターネット広告の違いを説明する前に、SNS広告の全体像について解説します。
SNS広告の最大の特徴とは?
SNS広告には、一般的な広告とは異なる最大の特徴があります。それは、ソーシャルメディアに介在するターゲットに対するアプローチ方法が非常に適切だということです。たとえば、検索エンジンにインターネット広告を出稿する場合、その多くは検索キーワードでターゲッティングを行いますが、SNS広告では異なります。
SNS広告では、利用登録時に住所や年齢、趣味などの個人情報を登録するため、それらの情報を利用してインターネット広告を配信するため、従来の広告よりも正確性の高いアプローチが可能となりました。SNS広告を利用すれば、コンバージョンを獲得しやすい理由は、個人情報を利用するからだと断言してもよいのではないでしょうか。
SNS広告とウェブ広告を比較してみる
インターネット広告の代表格といえば、間違いなくリスティング広告とアドネットワーク広告でしょう。ちなみに、それらの代表的なインターネット広告と具体的にどんな点が異なるのか把握していますか?
実際に、リスティング広告やアドネットワーク広告をSNS広告と比較したとき、どのような違いがあるのかについて解説していきます。
リスティング広告との違い
そもそも、リスティング広告とは、検索連動型広告のことで、インターネットを利用する検索ユーザーがどのようなキーワードで検索するかによって表示される広告が決まります。SNS広告と違って、検索キーワードを利用したユーザーへの訴求を得意としており、自社のウェブサイトなどに比較的簡単に誘導することができます。
一方で、SNS広告のように、アプリ内のアクティブなユーザーに対して、積極的に広告を表示することを得意としていません。そこに、SNS広告とリスティング広告に決定的な違いがあるといえるでしょう。
アドネットワーク広告の違い
アプリケーションやウェブサイトなどに、インターネット広告枠を設置することで、そこに広告を表示することをアドネットワークといいます。SNS広告と違って、個人情報などの属性情報をもとにして、的確に訴求することはできませんが、アプリケーションやウェブサイトに訪問するユーザーに対して訴求することを得意としています。
SNS広告が市場で求められている最大の理由
インターネット広告には、たくさんの種類が存在します。そういった広告群の中のひとつであるSNS広告ですが、なぜ、注目を集めているのでしょうか?実際に、SNS広告が市場で求められている理由について疑問をお持ちの方もいるでしょう。
SNS広告が市場で求められているのは、従来のインターネット広告では考えられなかった訴求方法が実現できるからです。従来の訴求方法として、考えられるものは、下記の通りです。
- 検索キーワードによるターゲットへの訴求
- 検索ユーザーの検索履歴にもとづくターゲットへの訴求
上記のように、検索キーワードや検索ユーザーの検索履歴にもとづいて、インターネット広告を訴求することが当たり前だと感じていたマーケティング担当者にとって、SNS登録時に入力する個人情報を利用した訴求方法は、非常に目新しくコンバージョン率も高いことから、市場で求められているということです。
Facebook広告とは?
SNS広告の全体像を把握したところで、ここからはFacebook広告とは、一体どんなものなのかを確認していきます。そもそも、Facebook広告とは、ソーシャルメディアであるFacebookの中で利用できるインターネット広告のことです。
数あるソーシャルメディアの中でも、Facebookは、個人情報の精度の高さから人気の高いインターネット広告の出稿場所となっています。
Facebook広告で注目すべき特徴
Facebookにインターネット広告を出稿するなら、その具体的な特徴について把握しておいた方が良いでしょう。Facebook広告で注目すべき特徴は、下記の通りです。
条件設定機能が非常に優れている
Facebook広告を利用すれば、優れた条件設定の機能に驚かれるでしょう。Facebook広告のターゲッティング精度の高さは、優れた条件設定にあるといっても過言ではありません。年代や性別、趣味などの基本的な条件をFacebook広告の出稿前に事前設定できるため、広告管理者が想定するターゲットに対して、適切に広告を配信できる確率が高くなります。
Facebookアカウントを利用して広告を訴求できる
現在は、1人の人が複数のデバイスを持つことが珍しくなくなりました。普段は、スマートフォンを使用していますが、自宅に帰ると画面の大きいタブレットを使用している方もいるでしょう。このようにマルチデバイスが当たり前になってしまった時代では、Cookieを利用した訴求方法は、一切通用しません。
つまり、従来のCookieを利用したインターネット広告は、現代の流れにおいて限界を迎えているということです。そうした状況の打開策として有効なのが、Facebookアカウントを利用したインターネット広告の運用です。
Facebook広告では、アカウントレベルで広告の管理ができるため、ユーザーがスマートフォンやタブレットなどの複数のデバイスを利用していても適切に広告を表示させることができます。
Facebook広告のメリット・デメリット
もし、社内でFacebook広告を取り入れた場合、どんなメリットやデメリットがあるのでしょうか?もちろん、Facebook広告を導入したからといって、すべての広告にまつわる問題が解決するわけではないでしょう。Facebook広告を運用するメリットやデメリットを知ることで、自社で掲載予定の広告にマッチングするのかを把握しやすくなります。
Facebook広告のメリット
先ほども説明しましたが、Facebook広告は、条件設定機能が非常に優れているため、自社で想定しているターゲットに対して、インターネット広告を掲載しやすいです。また、Facebook広告は、インターネット広告の管理がしやすく、なにか広告に不都合があった場合は、簡単に掲載広告を停止できます。
再び、インターネット広告を掲載したい場合は、停止中の広告を簡単に再開できます。Facebook広告は、インターネット広告の出稿料金が少なくても、少額から配信できるため、広告予算が多くとれない企業にとって非常にメリットが大きいといえるでしょう。
Facebook広告のデメリット
Facebook広告には、たくさんのメリットがありますが、どのようなデメリットが隠れているのでしょうか。Facebook広告は、テレビ広告などと比較して、ソーシャルメディア内でしか広告を展開できません。そのため、不特定多数の多くの人にリーチすることを得意としていません。
また、条件設定機能が高機能であるため、自社内でしっかりとしたターゲッティング像がなければ、広告を適切に扱うことができないでしょう。他にも、Facebook広告は、さまざまな新機能が頻繁に追加されたり、仕様自体が変更になったりすることがあります。
そういった情報を適切に入手して、インターネット広告の運用に必要な知識として、自分のものにできなければ、少し扱いづらいと感じてしまうかもしれません。
Twitter広告とは?
そもそも、Twitter広告とは、ソーシャルメディアであるTwitterの中で利用できるインターネット広告のことです。Twitterは、ソーシャルメディアとして2006年に誕生しており、若者に自社の商品やサービスを訴求したいユーザーにとって、無視できないメディアとなっています。
Twitter広告で注目すべき特徴
Twitter広告は、いろいろな広告フォーマットが使用できるSNS広告の媒体で、主に力を入れているのは、動画を利用したインターネット広告です。なぜ、動画広告に力を入れているのかというと、Twitter上では、たった1日で動画が12億回再生されていることが分かっているからです。
たんに、Twitter広告といってもアプローチの幅は非常に広く、アクティブユーザーの会話を誘発することができるビデオカンバセーショナルカードやインストリーム動画広告やライブ配信によって、インターネット広告出稿者の目的を的確に実現できるようになっています。
Twitter広告は、非常に拡散性が高く、新規顧客の獲得を得意としているため、インターネット広告の出稿費用を抑えながら、高い効果を実感したい人に、非常におすすめできる広告の出稿媒体となっています。
Twitter広告のメリット・デメリット
先ほどは、Facebook広告の利用におけるメリットやデメリットを確認しました。一方で、Twitter広告を取り入れた場合、どんなメリットやデメリットがあるのでしょうか?Twitter広告を運用するメリットやデメリットを把握できれば、おのずと自社のインターネット広告の運用方針とマッチングするのか、判断することができるでしょう。
Twitter広告のメリット
Twitter広告の最大のメリットは、2次的な拡散においては、一切の課金が発生しないということでしょう。意外と、拡散された数だけ、インターネット広告の出稿料金として請求されると思っている方も多いのですが、イメージとはまったく違います。
また、リスティング広告とTwitter広告の出稿料金を比較したとき、Twitter広告の方が安く出稿できることがわかっています。その要因としては、2次的な拡散によって、コンバージョンが獲得できていることが、大きく関係していると考えられています。
他にも、Twitter広告を利用すれば、ソーシャルメディアの中にいるアクティブユーザーのリアルタイムな声を聞きながら配信できるため、なにか問題が発生した場合は、すぐにその声を自社の商品やサービスに反映することができます。
Twitter広告のデメリット
一方で、Twitter広告には、どんなデメリットがあるのでしょうか。Twitter広告は、SNSの中でも、比較的簡単な個人情報の登録ではじめられるソーシャルメディアです。そのため、誕生日などの個人情報を登録することなく、情報発信できます。
その結果、Twitterの登録情報から適切なターゲッティングをしづらいといえるでしょう。そうなれば、必然的にターゲッティングの精度が低くなることが最大のデメリットだと考えることができます。
また、Twitterには、非公式リツイートという機能があり、この機能を使用して拡散されたツイート内容は、自分の意思で消すことができません。そのため、インターネット広告を配信する際は、誤った情報を広告配信しないように細心の注意を払いましょう。
Facebook広告とTwitter広告の違いとは?
SNS広告の概要を学び、Facebook広告やTwitter広告の具体的な特徴やメリット・デメリットを把握したことで、それとなく違いがあることをご理解いただけたと思います。ここでは、Facebook広告とTwitter広告の具体的な違いを説明していきます。具体的な仕組みや特性の違いを把握することで、ソーシャルメディア広告を適切に使い分けられるようになるでしょう。
ターゲット設定方法による違い
ターゲット設定方法に焦点をあてたとき、Facebook広告とTwitter広告では、明確な違いがあります。ここでは、両社にどのような違いがあるのか明確にしていきます。
Facebook広告のターゲットの設定方法
Facebook広告は、ターゲットの条件設定機能が非常に優れていると説明しました。主に、Facebook広告でターゲット設定を行うときは、下記の項目について具体的に決めていきます。
- 所在地
- 年齢
- 性別
- 言語
- 詳細なターゲット設定
- つながり
- カスタムオーディエンス
これらの7つの項目から、自社の商品やサービスにマッチングするものをセレクトしていきます。たとえば、“つながり”は、ユーザーの参加イベントや利用しているアプリケーション情報を参照して、訴求していきます。
他にも、“詳細なターゲット設定”は、ターゲッティングするユーザーの特徴や興味関心を参照し、“カスタムオーディエンス”は、自社とつながりのあるユーザーでまとまりを構成し、広告を配信していきます。
Twitter広告のターゲットの設定方法
一方で、Twitter広告では、どのようなターゲット設定を行っていくのでしょうか。Twitter広告におけるターゲット設定は、下記の通りです。
- 地域
- 言語
- 性別
- 端末
- インタレスト
- フォロワー
- キーワード
- 行動
- テイラードオーディエンス
Twitter広告では、上記の9つの項目からターゲットを定めていきます。このように配信先が変われば、項目の数も変化します。
また、テイラードオーディエンスと呼ばれる機能を使用することで、既存のアクティブユーザーの中でも、つながりのあるものを優先してインターネット広告を配信できます。
目的による広告の広告配信方法の違い
Facebook広告やTwitter広告では、目的に応じて広告の配信方法が選べるようになっています。それぞれ、なにか違うのか具体的に説明していきます。
Facebook広告による広告配信方法
Facebook広告は、広告管理者の11の目的に応じて広告の配信方法が選べるようになっています。ちなみに、11におよぶ広告の配信目的は、3つにカテゴライズされています。
【認知】
- ブランドの認知度アップ
- リーチ
【検討】
- トラフィック
- エンゲージメント
- アプリのインストール
- 動画の再生数アップ
- リード獲得
- メッセージ
【コンバージョン】
- コンバージョン
- カタログからの販売
- 来店数の増加
このように認知を高めたいときや購買の機会をアクティブユーザーに提供したいときやコンバージョンの全般的な数字を高められるように、11個におよぶ配信目的を3つにカテゴライズされています。
Twitter広告による広告配信方法
Facebook広告では、11個におよぶ配信目的から選び出すことができましたが、Twitter広告では、下記のような配信目的から選ぶ出すことができます。
- ウェブサイトクリックキャンペーン
- フォロワーキャンペーン
- エンゲージメントキャンペーン
- アプリキャンペーン
Facebook広告のように、細かく目的が分岐しているわけではありませんが、いいね!やリツイート、自社の商品やサービスの認知の拡大を目的としたターゲッティングができます。他にも、Twitter広告では、フォロワーの増加を目指すこともできるため、両社のサービスには、具体的に違いがあることがわかります。
課金方法による違い
インターネット広告は、特に課金方法に違いがないと思われがちですが、そんなことはありません。Facebook広告とTwitter広告では、それぞれ明確に課金方法が異なります。ここでは、それぞれの課金方法の違いについて確認していきます。
Facebook広告の課金方法
基本的に、Facebook広告を出稿すると、CPMとCPCによる課金方法を選ぶことになります。ちなみに、CPMとは、Cost per Milleの頭文字をとることで形成された文字です。1000インプレッションあたりに発生する広告料金を意味しており、登録した広告が1000回表示されると自動的に課金されます。
一方で、CPCとは、Cost Per Clickのことで、クリックあたりのコストを意味しています。説明するまでもありませんが、1クリックあたりの広告料金を意味します。CPMとCPCは、広告料金の課金形式の中でも代表的なものなので、しっかりと覚えておきましょう。
Twitter広告の課金方法
一方で、Twitter広告では、CPMとCPCといったシンプルな課金方式ではありません。基本的に、オークション形式による課金方法が採用されています。どのような課金方式となるかは、キャンペーンの種類によって異なります。
ちなみに、Twitter広告の課金方式では、下記の要素によって必要な金額が変わってきます。
- 自社で制作した広告の魅力
- ターゲティングしているオーディエンスの大きさ
- 同様のオーディエンスをターゲティングしている他社の広告管理者の数
- 入札金額
もちろん、オークション形式で広告の掲載枠を獲得するため、自社の商品やサービスの需要が高く、広告管理者の数が多ければ、広告料金も高くなります。
使用できる広告クリエイティブによる違い
Facebook広告とTwitter広告では、インターネット広告の出稿先が異なるため、使用できる広告クリエイティブが根本的に異なります。どのような広告クリエイティブが使用可能なのか、それぞれを比較してみたいと思います。
Facebook広告で使用可能な広告クリエイティブ
Facebook広告で使用できる広告クリエイティブは、下記の通りです。
- 画像広告
- 動画広告
- カルーセル広告
- スライドショー広告
- キャンバス広告
- 360度動画広告
- コレクション広告
視聴者に楽しみを与えられる動画広告として、Facebook広告の広告クリエイティブには、360度動画広告があります。ユーザーの視点に合わせて、見たい場所をセレクトできるため、体験型の動画広告として非常に注目を集めています。
こういった面白みのある広告コンテンツは、Facebook広告の独自の強みといえるのではないでしょうか。
Twitter広告で使用可能な広告クリエイティブ
一方で、Twitter広告で使用できる広告クリエイティブは、下記の通りです。
- 文字のみのツイート
- 画像ウェブサイトカード
- イメージアプリカード
- プロモビデオ
- 単一の画像付きツイートおよびGIF画像
- 複数の画像付きツイート
- ビデオアプリカード
- ビデオウェブサイトカード
- カンバセーショナル広告
- ダイレクトメッセージカード
インターネット広告をSNS上に、出稿していると、少しでも行動喚起できる施策があれば試したいと思いますよね。そんなときは、Twitter広告のダイレクトメッセージカードを利用しましょう。
Twitter広告のダイレクトメッセージカードを使用することで、画像素材や動画素材に加えて、アクティブユーザーの行動喚起を促すようなボタンを設置できます。ちなみに、行動喚起を促すボタンは、ひとつのTwitter広告に対して、複数設置できるため、非常に目立ちやすく自社媒体に誘導しやすい仕組みとなっています。
アプローチできるユーザーによる違い
Facebook広告とTwitter広告では、根本的にアプローチできるユーザーに違いがあります。自社でどのような商品やサービスを販売しているかによって、どちらの広告媒体を選ぶか決めても良いでしょう。
Facebook広告でアプローチできるユーザー層
ソーシャルメディアの利用者は、全体的に若いと考えられていますが、それぞれの媒体によって年齢層に違いがあります。たとえば、Facebookは、10代や20代の利用者数がそれほど多くありません。
それでは、どんな年齢層がFacebookを利用していると思いますか?実は、Facebookの利用者は、30代や40代が多くなっています。この点については、女性や男性などの性別に関係なく、利用者の年齢層に数字であらわれています。
つまり、自社で販売予定の商品が10代や20代向けの商品やサービスなら、Facebook広告を利用することはおすすめできません。学生向けの商品やサービスなら、10代や20代が利用しているソーシャルメディアにインターネット広告を出稿するべきでしょう。
Twitter広告でアプローチできるユーザー層
一方で、Twitter広告は、どのような年齢のアクティブユーザーが多く存在するのでしょうか。基本的に、Twitter広告でアプローチできるのは、10代や20代の若年層のユーザーです。ちなみに、10代や20代の若年層のユーザーが全体の半数以上存在します。
そのため、自社で学生向けの商品やサービスを開発・販売しているのであれば、Facebook広告を出稿するよりも、Twitterへ広告を出稿した方が反応率が高くなります。
コンバージョン時の情報の質の違い
Facebook広告とTwitter広告では、コンバージョン時の情報の質に違いがあるといえるでしょう。どのような違いが出るのかというと、下記の通りです。
Facebook広告で獲得できる情報
Facebookは、登録時に実名制で登録するため、コンバージョン時に獲得できる情報の質が高くなりやすいです。そもそも、気軽に登録できないところが、サービスの質を高めているといえます。Facebookは、Twitterのように気軽にツイートするような媒体ではないため、誤りのない正確性の高い情報が入手しやすくなっています。
Twitter広告で獲得できる情報
一方で、Twitterは、実名制による登録が必須ではないため、情報の正確性についてFacebookと比較したとき、疑問が残るといえるでしょう。特に、メールアドレスの収集を目的としたリストマーケティングは、捨てアドレスが登録されやすいと推測できます。そのため、コンバージョン時に少しでも精度の高い情報を獲得したいと考えているのなら、Facebook広告を利用しましょう。
Facebook広告とTwitter広告にはどんな違いがあるのかのまとめ
これまで、Facebook広告とTwitter広告には、どのような違いがあるのかについて、確認してきました。両社のサービスは、すべてSNSを原点に展開されるインターネット広告事業ですが、媒体が変われば広告の運用方法や出稿方法が変化することをおわかりいただけたと思います。
具体的な差異を意識できるようになれば、自社の商品やサービスに合わせてFacebook広告やTwitter広告を適切に運用できるようになります。最初は、自社の商品やサービスが誰をターゲットにしているのかによって、広告の掲載先を選んでも良いでしょう。なによりも、まずは、広告を作成してコンバージョンが獲得しやすそうな場所に、広告を出稿することが大切です。