ウェブサイトへ集客するためには、SEO対策が必要です。SEO対策は、基本的に内部からの対策によるものと外部からの対策による2つに分かれます。一般的に、被リンクによる対策は、SEOによる外部対策に該当します。

一方で、外部サイトを利用することなく、自社のウェブサイト内だけで完結する対策を内部対策によるSEOといいます。ちなみに、内部対策によるSEOは、HTML構造を論理的なものにしたり、ウェブサイト全体のキーワードを最適化したり、画像の表示を最適化することでユーザービリティを上げることを意味しています。

このような内部対策によって、検索エンジンのクローラーにウェブサイトの情報を正しく認識してもらい、検索順位をあげてもらいます。もしかして、現在、SEOの内部対策について下記のようなことをお考えではないですか?

  • SEOの内部対策を始めたいけれど、何をしたら良いのかさっぱり分からない…。
  • SEOの内部対策を実施するにあたって、気をつけるべきポイントが知りたい…。
  • ウェブサイトの検索順位を少しでも上げていきたい!

もし、上記ついて自分と何かひとつでも思い当たることがある場合は、本記事を最後まで興味を持って読んでいただけると思います。今回は、SEOの内部対策で気を付けるべきポイントについてご紹介します。

SEOの内部対策で検索順位を上げる

自社でウェブサイトを立ち上げてコンテンツマーケティングを展開する場合、最初の段階ではほとんどアクセスが来ないため、SEOによる内部対策を実施するしか検索エンジンに評価される術がありません。
SEO対策にもさまざまなポイントがあり、たとえば、コンテンツページに実施するものや内部リンクに行うもの、Googleのクローラーに対して行うもの、オーソリティに対して対策するもの、スマートフォン向けによる対策などがあります。

こうやって聞いてしまうと、自分ではできないと思われるかもしれませんが、そんなことはありません。これからたくさんのSEOによる内部対策の方法をご紹介しますが、一気に実践する必要はないので、1個ずつできることから試してみましょう。

コンテンツページに対する内部対策の仕方

ここでは、コンテンツページに対して、内部対策を実施する方法をまとめていきます。それでは、気をつけるべきポイントをいくつかピックアップします。

ページを作成する場合は、1ページに1キーワードを徹底

ウェブサイトにコンテンツを掲載する場合、1ページに対してさまざまなキーワードをまんべんなく利用して上位表示を獲得しなければならないと思っているかもしれません。これは、SEOの内部対策上、正解とは言えません。なぜなら、1ページに対してさまざまなキーワードを入力すると、Googleの検索エンジンのクローラーは、どんなキーワードで上位表示をしたいのか把握することができないからです。

たとえば、「WordPress SEO対策」というキーワードが1ページ内に何度も利用されていた場合、Googleは、WordPressのSEO対策の仕方が書かれたページだと判断し、情報の質に応じて適切なランキングを決定し、検索ユーザーを誘導してくれます。もし、自分のコンテンツページがどんなキーワードを主に利用しているか知りたければ、無料のキーワード含有率調査ツールなどを利用して、キーワードの出現回数を調べてください。

ターゲットを意識したページタイトルを作成する

コンテンツ制作経験が浅いと、適当にキーワードを並べて、タイトルを作成してしまいがちです。ここでの注意点は、ページタイトルには、SEO上、ルールがあるということです。実際に、ページタイトルを作成する場合は、文字全体を30文字以内に抑えてください。

そして、検索結果上で、コンテンツが一覧で並んだときに、どのウェブサイトよりもクリックしたくなるような引き込みのあるタイトルを作成してください。“魅力的なタイトル”を作成することが、SEOによる内部対策となります。

適当にディスクリプションを作成しない

WordPress上からコンテンツを公開する際、ディスクリプションを適当に作成するとSEO効果が下がってしまうので、注意してください。“ディスクリプションは、SEOには直接的な効果はない”と明言される方がいますが、本当にそうでしょうか?

例えば、検索エンジンで「パソコンマウス 修理方法」と検索し、ページタイトルに適したディスクリプションが書かれたウェブサイトと、適当にコンテンツの一部をコピーすることでまとめられたディスクリプションなら、どちらにアクセスするでしょうか。

多くの方が、ページタイトルに適したディスクリプションが書かれたウェブサイトにアクセスするのではないかと思います。ディスクリプションは、クリック率に影響を与えるため、検索ユーザーを意識して綺麗にまとめていきましょう。

見出しタグは、構造を意識して利用する

見出しタグは、必ずコンテンツの構造を意識しながら利用してください。そもそも、見出しタグというのは、文字を装飾するために利用するものではありません。確かに、見出しタグを付けると、文字の大きさが変わるため、そのように考えてしまうのかもしれません。

しかし、見出しタグを利用する本来の意味は、Googleに対してコンテンツの構造を正確に読み込ませるためです。見いだしタグが正しく利用できていないウェブサイトというのは、目次のない書籍と同じで、非常に読みづらいです。

どこになんのコンテンツが掲載されているか分からなければ、誰もそのコンテンツを読もうとしないでしょう。離脱率を下げないためにも、コンテンツの意味を理解しながら構造化してください。

リライトしすぎるとペナルティ判定を受ける

オリジナルコンテンツを作成すれば、上位表示できると聞いたことがあると思います。なぜなら、情報価値が高いコンテンツは、Googleが高く評価してくれるからです。しかし、人によってオリジナルコンテンツに対する概念が異なるため、ときとしてペナルティ判定を受けてしまうことがあります。

コンテンツ制作初心者がやってしまいがちなのが、他人のウェブサイトを参考にしながら、記事コンテンツを作成するという行動です。“コピーしていないのに、何がいけないの?”と、思うかもしれません。昔の検索エンジンなら、そのような書き方でもペナルティを受けなかったかもしれません。

しかし、検索エンジンの基準が高まっているため、他人のウェブサイトに書かれたキーワードを利用して、コンテンツの構造を簡単に入れ替えた程度の書き方では、コピーコンテンツと判定されるようになっています。これからコンテンツを作成する際は、どんなサイトを参考にしたのか、元となる参考サイトが分からないように記事コンテンツを作ってください。

引用したコンテンツをそのまま掲載しない

コンテンツページを作成する際、掲載された記事内容に真実性をもたせるために、他のウェブサイトのコンテンツの一部を利用したくなることがあるでしょう。そのようなコンテンツをコピーして自社のウェブサイトに掲載することを“引用”といいます。

Googleは、決して引用する行為自体を禁止していません。そのため、本当に参考になる情報があった場合は、他人のコンテンツを引用しても何も問題はありません。しかし、引用という行為に対して、Googleは、明確なルールを設けています。それは、引用した部分に対して、引用タグ(blockquote)を利用しなければならないというものです。

コンテンツ制作に慣れないと、引用タグをそのままウェブサイトに掲載してしまう方もいるので、注意が必要です。引用タグを利用すれば、該当するコンテンツが、他のウェブサイトのコンテンツを引用していることを明示することができます。

しかしながら、いくらでも文字を引用してもよいというわけではありません。ユーザーから見たときに、違和感のある引用の仕方は、検索順位を下げることにつながります。そのため、引用する際は、“必要な部分を100文字以下”に調整して、ウェブサイトに掲載しましょう。これくらいなら、ユーザービリティの低下につながりません。

meta keywordsタグは、設定する必要がない

HTMLコーディングをしていると、meta keywordsタグのSEO対策について思い悩むことはないでしょうか?meta discriptionを設定した経験のある方の中には、meta keywordsタグにも同じようなSEO効果があると考え、キーワードを入れて設定される方がいます。

確かに、昔の検索エンジンは、ランキングシグナルに重大な影響を与える要素としてmeta keywordsタグを設定していました。その結果、meta keywordsタグを悪用した詐欺行為が横行するようになりました。そのため、Googleは、“meta keywordsタグをランキングシグナルの要因としない”とアルゴリズムの仕組みを変更するに至りました。

この結果から分かるように、meta keywordsタグは、設定しても意味がありません。それどころか、HTMLコードをライバルに見られたときに、どんなキーワードでSEOをかけているのかがまるわかりになってしまいます。そのため、記載する行為にデメリットしかありません。

過去の風習もあって、多くのホームページ制作会社は、ウェブサイトを開設する際、いまだにmeta keywordsタグを丁寧に設定していますが、現状では意味のない行為なのでやめておきましょう。

画像にAltを設定せずに、そのまま掲載しない

SEOによる内部対策を意識するなら、画像にAltを設定してからウェブサイトに掲載するようにしましょう。しかし、特に意味を持たない、デザインとして使用する画像については、Altを設定する必要はありません。その場合は必ず「alt=””」とaltの記述はした上で空白にして残しておきましょう。

ちなみに、Altが設定されていない画像は、Googleにとってなんの意味も持たない情報として扱われます。

Altの正しい設定の仕方ですが、キーワードを適当に盛り込むのではなくて、画像の意味が伝わる適切な文章にしてあげてください。決して長すぎる必要はないので、キーワードを正確に押さえた簡潔な文章で構いません。特に、都道府県のローカルSEOを意識したウェブサイトを作成する場合は、画像に地域情報を上手く盛り込むことで、SEOの内部対策ができます。

滞在時間を伸ばせるコンテンツを、たくさん掲載する

何かコンテンツページを作成する際は、極力、滞在時間が伸ばせる要素を盛り込むようにしてください。SEOの内部対策として効果があるといわれているのは、記事コンテンツと関連性のある動画を掲載するといった方法です。

コンテンツの途中に動画があれば、一定の検索ユーザーは、動画を閲覧するために、ページに長く滞在するようになります。検索ユーザーの滞在時間は、検索結果のランキングシグナルにおいて重要な要素となっているため、動画以外にも画像などが盛り込めるようであれば、積極的に利用していきましょう。

内部リンクに対する内部対策の仕方

ここでは、アンカーテキストを利用した内部リンクに対して、内部対策を実施する方法をまとめていきます。気をつけるべきポイントは、下記の通りです。

コンテンツに内部リンクを張り巡らせて、SEO効果を高める

Googleの検索エンジンのクローラーは、アンカーテキストリンクを経由して、ウェブサイトを巡回しています。そのため、ページ上部に設置されたパンくずリストやグローバルメニューなどから、アンカーテキストリンクをたどって、ウェブサイトのページ情報を収集していきます。

コンテンツマーケティング経験が浅いと、外部リンクによるSEO対策に意識がいき過ぎて、自社のウェブサイト内でリンクを張り巡らすなどの意識がおろそかになりがちです。コンテンツページを作成する際は、極力関連するページのテキストリンクを表記して、検索ユーザーが巡回するように促してください。こうすることで、検索ユーザーの離脱率の防止につながります。

関連していないページをリンクさせると、ペナルティの危険性がある

SEOの内部対策になるといった理由から、なんの関連性もないウェブページをリンクさせてはいけません。関連性のないページを無理やりリンクさせる行為は、Googleからペナルティ判定を受けてしまいかねません。

上手くテキストリンクを張り巡らしたいと考えているのなら、ユーザービリティを意識してみてください。自分が検索ユーザーになったとき、その関連ページに行きたいと思うでしょうか。もし思わないのなら、その関連ページは必要ない可能性が高いです。

アンカーテキストリンクには、必ずキーワードを盛り込む

アンカーテキストリンク設置する際は、必ず検索結果で上げたいキーワードを盛り込んでください。重要なキーワードを盛り込むことで、アクセス先のページがどんなコンテンツページなのかをGoogleのクローラーに伝えることができます。

残念ながら、Googleのクローラーは、英数字で掲載されたURLだけでは、アクセス先のコンテンツの意味を予測し理解することができません。そのため、SEOの内部対策として、アンカーテキストリンクにキーワードを盛り込む必要があるということです。

Googleのクローラーに対する内部対策の仕方

ここでは、Googleのクローラーに対して、どのように内部対策をするのか、その方法をまとめていきます。気をつけるべきポイントは、下記の通りです。

構造化データのマークアップ方法は、最初に習得しておく

検索結果に高い影響力を持つランキングシグナルとして、構造化データのマークアップは、無視できません。なぜなら、Wordで作成した記事コンテンツのテキストをただ貼り付けただけでは、Googleのクローラーは、記述された内容を正しく理解できないからです。そして、検索ユーザーも適切にマークアップされていないコンテンツは、非常に読みづらいです。

たとえば、1万文字の文章に改行も見出しもなく、文字がびっしりと詰まっていたら、読む気がしないと思います。しかし、適切に見出しタグを使って、箇条書きの文章については、リストタグを利用し、表については、テーブル要素を使ってHTMLコーディングしてあげると、1万文字でもスラスラ読めるようになります。

マークアップすることで人間も読みやすくなりますが、Googleのクローラーも文章の構成や内容を理解できるようになります。ここまでは、一般的なマークアップであり、これから説明する構造化データのマークアップとは、通常のマークアップをさらにレベルアップしたものだと言えば上手く伝わるでしょうか。

Googleのクローラーの読み込みの正確性を上げるためには、通常のマークアップに加えて構造化データのマークアップを行い、ウェブサイトの内容をGoogleのクローラーに向けて翻訳しなければいけません。つまり、コンテンツを掲載するなら、ただマークアップするのではなくて、構造化データのマークアップまで意識してください。

実際に、構造化データのマークアップを実行するには、それなりに知見が求められるため、このようなGoogleの構造化データツールを利用して、導入してみてください。

Google構造化データ公式サイト:
https://www.google.com/webmasters/markup-helper/u/0/

コンテンツを作成する前に、最低限HTMLタグに関する知識をつけて文章を書き始めると、ワンランク上の分かりやすい文章が書けるようになるため、コンテンツ制作者なら必ず勉強しておきましょう。

ウェブサイト全体のSEO効果をnoindexで向上させる

ウェブサイトを運営していると、上位表示が確実に見込めない記事があるかと思います。こういったページは、noindexを設定して、クローラーに正しく取り扱ってもらえるように指定してください。

たとえば、コンバージョンさせることを重視したランディングページは、検索エンジンで上位表示させることが難しいです。他にも、日記コラムなどもSEOを目的として公開するわけではありません。

あくまでも、ランディングページは、売り上げを伸ばすためのページなので、検索結果の上位表示が目的ではありません。このような記事を、通常のページと同じように公開すると、どうしてもウェブサイト全体のSEO効果が薄くなり、サイトの評価が下がってしまいます。

ウェブサイトの評価を上げたければ、上位表示させたいオリジナルコンテンツを厳選して、意図的にアップロードしていく必要があります。多くの方は、SEO的に関係のない記事コンテンツを消すためには、“コンテンツそのものを削除するしかない”と考えます。

せっかく作成した記事コンテンツを削除するのは、あまりにももったいないです。そのようなことをしなくても、noindexを設定しておけば、クローラーが巡回することはないので、SEOの内部対策の技として覚えておきましょう。

SSL未導入なら、今すぐ導入してウェブサイトの安全性を確保する

近年、インターネットショッピングの利用者が増加するとともに、ウェブサイトの脆弱性を狙って、ハッキングによる情報漏えいなどが問題視されるようになりました。ウェブサイト上では、住所や名前、クレジットカード番号など他人に知られると困る情報がデータ通信でやりとりされています。

もし、なんのセキュリティシステムも用意しなければ、すぐに個人情報が漏えいしてしまい、悪用されてしまうでしょう。しかし、ウェブサイトにSSLを導入していれば、データ通信によってやりとりする情報を暗号化できるため、安心して個人情報のやりとりができます。

Googleは、SSLの導入をSEOのランキングシグナルに追加したため、HTTPサイトを運用している方は、すぐに常時SSL化し、HTTPSサイトの運用を始めてください。もし、SSLが未導入であれば、現在、契約されているサーバーでSSLを導入するためのマニュアルがあるかと思いますので、手順通りに進めていきましょう。

【URLの正規化は、大切なSEO対策】wwwあり・なしの対策を実施する

あなたのウェブサイトは、URLの正規化が正しく行われているでしょうか?試しに、自社のウェブサイトのURLを用意して、wwwのあり・なしでアクセスしてみましょう。具体的には、下記のようにアクセスします。

  • https://example.com/
  • https://www.example.com/

もし、上記のURLでどちらもアクセスできるようであれば、URLの正規化がされていない可能性が高いです。URLの正規化がされていないと、Googleが同一ページを用意していると判断してしまうため、コピーコンテンツによるペナルティを受けてしまう可能性があります。

他にもURLが正規化されていなければ、SEO効果が分散してしまい検索エンジンからの評価が弱まってしまう可能性があります。つまり、検索エンジンからの評価を高めるためには、Googleに誤解を与えないように、分散されたURLをひとつに統一していく必要があります。

パンくずリストの表記を正確なものにする

ページ上部に設置するパンくずリストですが、適当にカテゴライズして表記すればよいというわけではありません。なぜなら、全く関連性のないパンくずリストを掲載すると、本来の設置する目的を有効に果たすことができないからです。

また、パソコンなどの商品のページを見ているにもかかわらず、間で経由しているパンくずリストが、“日用品>文房具>パソコン”といった関連性のない表記にしていると、検索ユーザーも戸惑ってしまいます。

そして、ウェブサイトを公開する際は、必ずパンくずリストがどんな状態かチェックしてください。ウェブサイトをリニューアルするとパンくずリストが正確な表記になっていないことが多いです。見た目上は、なんら問題ないように見えても、パンくずリストのアンカーテキストリンクへアクセスしてみると、まったく別ページに飛ぶこともあるのでアクセス先に問題がないかまでチェックしてください。

オーソリティ(権威性)に対する内部対策の仕方

ここでは、オーソリティ(権威性)に対して、どのように内部対策をするのか、その方法をまとめていきます。気をつけるべきポイントは、下記の通りです。

オーソリティ(権威性)の基礎知識を押さえましょう!

SEO対策を長年、勉強されている方でも、ドメイン・ページのオーソリティに対して、まったく知らない方が多いです。あまり、聞き慣れない英語かもしれませんが、このオーソリティって、一体何なのでしょうか?オーソリティとは、“権威性”のことで、この権威性が高ければ高いほど、情報の真実性が高いことを意味します。

世の中には、星の数ほどコンテンツがあります。さまざまなコンテンツの中で、どれを上位表示させるのか。それを決定する際に、重要視されるのが、オーソリティ(権威性)という指標です。しかし、オーソリティが絶対的なランキングシグナルというわけではないため、総合評価によって検索順位が決まります。

ちなみに、このオーソリティは、ドメインによるものとページによるものがあります。そのため、両方ともの指標が高くなるように、SEOの内部対策を実施していく必要があります。

コンテンツは、専門的なことを書く

オーソリティに対して、SEO対策をするなら、ウェブサイトに掲載するコンテンツの専門性を高めてください。インターネットで検索したら見つかるようなコンテンツをリライトして掲載したところで、なかなか専門性が高まりません。

そんな記事作成をするくらいなら、一度時間をとって専門書を自分の言葉で説明できるレベルまで、しっかりと読み込んでみましょう。書籍の情報は、厳格な校閲によって公開されているため、どの文字にも無駄がありません。引用するのなら、こういった書籍の内容を、出典を明記した上で引用すると、周囲のウェブサイトよりもオーソリティが高まります。

これもひとつの手法ですが、SEO対策に関する記事コンテンツを作成しているのならGoogleの検索エンジンの管理者が公開したインタビュー動画を、テキストに上手く挿入すると、情報コンテンツに自然と権威性をもたせることができます。

関連するコンテンツで記事を量産する

ウェブサイト全体のオーソリティを高める方法として、検索結果で上位表示させたいキーワードと関連するウェブページを量産するという内部対策の方法があります。特定のキーワードに関するコンテンツを量産すると、必然的に該当キーワードに強いウェブサイトが完成します。

このように、まったく関連性のないコンテンツばかりを作成していれば、オーソリティを高めることができないので、重複コンテンツによるペナルティに注意しながら、上手く検索結果で上位表示を獲得していきましょう。

スマートフォンなどのデバイスに対する内部対策の仕方

ここでは、スマートフォンなどのデバイスに対して、内部対策を実施する方法をまとめていきます。気をつけるべきポイントは、下記の通りです。

レスポンシブデザインを実装する

2015年4月21日、Googleは、モバイルフレンドリーと呼ばれるアルゴリズムを公開しました。現在、レスポンシブデザインを実装していないなら、今すぐ実装して検索エンジンに対応するウェブサイトにしてください。

現在、検索結果で1ページ目を獲得するためには、レスポンシブデザインにしていることが、もはや必須条件となっています。レスポンシブデザインにすれば、スマートフォンで閲覧した際に、テストや画像、動画がデバイスに最適化されて表示されます。

そのため、コンテンツをスマートフォンから閲覧する際、拡大や縮小などの手間が発生しません。レスポンシブデザインの実装ですが、初心者でも簡単に導入する方法があります。もし、ウェブサイトがWordPressなどのCMSを利用しているのであれば、レスポンシブWebデザイン対応のテンプレートをインストールしましょう。たった、これだけでウェブサイトをレスポンシブ化できます。

もし、現状で、WordPressなどのCMSを導入しておらず、HTMLなどのコーディングの知識がなければ、さすがにレスポンシブ化することは難しいので、ウェブサイト制作会社に相談して、見積もりをもらってください。

文字数をモバイルデバイスに合わせる

レスポンシブデザインにするなら、今までのようにパソコンの画面に合わせたコンテンツの書き方ではいけません。なぜなら、パソコンから閲覧するのと、スマートフォンからコンテンツを閲覧するのとでは、テキストの見え方が大きく異なるからです。

コンテンツを作成するときは、一行の文字の量を大体35~38文字に調整してください。これ以上、文字数を増やしすぎても一行あたりの文章が長くなり、読みづらくなります。自社のウェブサイトに合わせて多少の文字数の調整が必要かもしれませんが、これを意識するだけで文章が劇的に読みやすくなります。

ボタン画像を近くに置きすぎない

スマートフォンなどのデバイスは、タップというアクションを行うことで、さまざまなページへアクセスします。そのため、他ページへアクセスするために設置されたボタン同士が、あまりにもくっつきすぎていると、ユーザービリティの低下につながるため注意が必要です。

また、アンカーテキストを、間隔を空けずに設置していると、ミスクリックを誘発してしまう可能性があります。パソコンでの操作ならマウスを利用して、マウスポインターでどんなところでもクリックすることができましたが、スマートフォンからだとそうはいかないので、そのようなデバイスを意識した調整が必要です。

SEOの内部対策で気を付けるべきポイントのまとめ

ウェブサイトに対するSEOの内部対策で気をつけるべきポイントについてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか。対策すべきことは、たくさんありますが、内部対策は、幸いなことに自分で対策できるものばかりです。

内部対策をしっかりと進めれば、自然とSEO効果が高まり外部からの被リンクを受けることができます。内部対策をする際は、必ず実施後にスマートフォンなどのデバイスでどのように自分の記事コンテンツが見えているのか確認してください。パソコンからでは、必ず気づけないことがたくさんあります。検索ユーザーの視点に立つためにも、スマートフォンからの実機確認を徹底していきましょう。