検索連動型広告を運用するには、マッチタイプを適切に設定し、インターネット広告を管理しなければいけません。マッチタイプの設定ですが、わかってしまうと簡単ですが、はじめての設定だと、想像以上に難しくて、なにをどのように設定すればいいのかわからないことがいっぱいですよね。

マッチタイプについて詳しいことがわからないからと、適当に設定してしまうと、ミスクリックを誘発してしまい、費用対効果が一気に悪くなってしまいます。もしかして、検索連動広告のマッチタイプを設定するにあたり、下記のようなことをお考えではないですか?

  • そもそも、マッチタイプというものをまったく理解していない・・・。
  • マッチタイプの形式を具体的に理解し、すべて区別できるようになりたい・・・。
  • マッチタイプの使い方をマスターし、費用対効果の高い運用を行いたい・・・。

もし、上記について自分と何かひとつでも思い当たることがある場合は、本記事を最後まで興味を持って読んでいただけると思います。今回は、マッチタイプというものはどういったものなのか、それぞれにどういった違いがあるのか、基本的な使用のタイミングやメリット・デメリットまで、詳しく解説していきます。

キーワードのマッチタイプとは?

検索連動広告を利用して、インターネット広告を出稿することになりました。その際、キーワードのマッチタイプを選ぶことを要求されるでしょう。なぜ、キーワードのマッチタイプを選ばなければいけないのかというと、これを正しく設定しなければ、適切にインターネット広告を掲載できないからです。

キーワードのマッチタイプを設定すると、どのような条件で検索されたときに、広告が表示されるのかを広告運用者の意思で操作できます。言い換えれば、キーワードのマッチタイプを完全一致に設定すれば、検索時のキーワードが完全に一致した状態でしか表示されません。

ちなみに、検索連動広告掲載時のキーワードのマッチタイプには、下記のようなものがあります。

  • 完全一致
  • フレーズ一致
  • 絞り込み部分一致
  • 部分一致

キーワードのマッチタイプには、完全一致やフレーズ一致、絞り込み部分一致、部分一致などがありますが、これに加えて、もうひとつ覚えておいてほしいものがあります。それは、除外キーワードというものです。除外キーワードの設定を覚えておけば、費用対効果の高いインターネット広告の運用を実現しやすくなります。

キーワードのマッチタイプの仕組みは、簡単!

マッチタイプの仕組みですが、そんなに難しく考える必要は、ありません。キーワードのマッチタイプによって、得られるトラフィックが変わるため、よりたくさんのトラフィックを獲得していくためには、仕組みそのものを理解しておいた方が良いでしょう。

キーワードのマッチタイプには、対象範囲が幅広いものと対象範囲のせまいものがあります。対象範囲が幅広いマッチタイプを選択すると、上手くいけば関連キーワードなどで膨大なトラフィックの流入が期待できます。

一方で、対象範囲のせまいマッチタイプは、関連キーワードなどのトラフィックが得られないため、インターネット広告が掲載されるチャンスが非常に低くなってしまいますが、その分、コンバージョンに近いキーワードに限定して広告掲載ができるメリットがあります。

ちなみに、マッチタイプの仕組みを理解しながら、インターネット広告がどんなふうに掲載されるのか知りたいなら、マッチタイプの部分一致からはじめて、コンバージョンの獲得できるようになったら完全一致を利用していきましょう。

キーワードのマッチタイプの選び方をマスターしよう!

キーワードのマッチタイプには、いろいろな種類があることが分かりました。しかし、どんなふうにマッチタイプをセレクトしたらいいのか、わからないという方も多いでしょう。
ここでは、インターネット広告を掲載し、コンバージョンを獲得するために、どんなふうにマッチタイプを選べば良いのか具体的な流れを解説していきます。

最初は、マッチタイプの幅を広げて、次第に限定的なものへと変える

キーワードのマッチタイプの選定方法ですが、やり方がよくわからないからと、完全一致から始められる方がいます。完全一致が悪いといっているのではなく、手順を理解してマッチタイプを選ぶことで、その効果を確実に実感できます。

キーワードのマッチタイプの選び方の前提条件として、基本的に幅広いものから、観察結果に応じて、限定的なものに変化させていくと良い結果が得られると覚えておきましょう。

マッチタイプの部分一致で幅を広げるべき理由

なぜ、マッチタイプの部分一致から始めるべきなのかというと、基本的に幅の広いものから始めた方が、検索連動広告を利用したときに、広告を掲載するチャンスに大きく恵まれるからです。

特に、序盤は、広告運用に関する知識もまったくないため、基本的なデータを取得する意味でも、マッチタイプの部分一致で運用を開始したほうが、コンバージョンに近いキーワードがどれなのか、素早く判断しやすくなります。

しかしながら、マッチタイプの範囲を幅広く保ってしまう以上、どうしてもコンバージョンが得られないキーワードに広告予算を投下してしまうことになります。検索連動広告を利用する以上、良い結果につながらないキーワードを知ることも大切なので、必要経費と考えて適切に運用していきましょう。

広告運用初心者は、マッチタイプの観察を徹底的に実施する

検索連動型広告を利用するにあたり、マッチタイプを適切に選べるようになることも大切なのですが、その際、必ず自分自身が実施したことに対して観察を行ってください。特に、マッチタイプで部分一致を行った直後は、一定期間の観察期間を設けて、どんなデータが取得できるのか、データ分析をしっかり行ってください。

最初は、良いキーワードだと思っていても、関連性が低く、あまり好ましいとはいえないキーワードで上位表示しているようであれば、決して無視することなく、費用対効果を上げるために除外キーワードを設定しましょう。

このように得られた結果から、適切に除外キーワードを設定すれば、まったく関係のない関連性のないキーワードで広告が掲載されることがなくなります。その結果、今までよりもコンバージョンに近いキーワードに限定しながら、マッチタイプを選び出し、適切な運用ができるようになります。

検索語句を調べて、マッチタイプを最適化する

Googleアドワーズ広告には、検索語句レポートというものがあることをご存知ですか?検索語句レポートを使用すると、どのような検索キーワードで広告掲載につながったのか、自分で調べることができます。

たとえば、「タンポポ植え方」というキーワードでマッチタイプを完全一致にした場合、タンポポ植え方のキーワードに完全に一致するフレーズで検索した人がどれくらいいるのかを調べることができます。

このデータを参照した際、広告とまったく関係しないキーワードで広告掲載が行われているようであれば、すぐに除外キーワードに設定してしまいましょう。一方で、検索連動型広告を利用すると、今まで自分が気づけなかったキーワードで広告掲載が行われていることがあります。そういったキーワードは、見逃すことなく新規キーワードとして追加して調査していきましょう。

完全一致で登録することが決まっているキーワード

そもそも、マッチタイプを選択する際、マッチタイプを選択することが決まっているキーワードがあります。それは、自社が開発した商品名やサービスの名前です。こういった独自性のあるものは、コンバージョンする確率が高いため、部分一致などのマッチタイプではなく、完全一致を選びましょう。

また、自社にコンテンツマーケティングにかんする知見があり、Googleアナリティクスなどの解析ソフトを利用することでどのようなキーワードがコンバージョンするのか、把握できているのであれば、完全一致によるマッチタイプでスタートしても良いでしょう。

ちなみに、当サイトでは、キーワードの幅を広くたもちながら、少しずつコンバージョンに近づけるために幅を小さくしていくことを推奨していますが、キャンペーンによっては、すべてを完全一致で構成することもありますので、臨機応変に対応することが大切です。

完全一致とは?

マッチタイプの中核的な立ち位置として、完全一致というものがありますが、これはどういったものなのでしょうか。完全一致とは、名前の通り、検索ユーザーが検索窓に入力したキーワードと検索連動型広告に設定したキーワードが完全に合致した場合にインターネット広告が表示されることを意味します。

マッチタイプで完全一致を選んだ場合、設定したキーワード以外で検索連動型広告は表示されることはありません。しかし、1点注意すべきことがあります。それは、マッチタイプが完全一致ではあるものの、表示のゆれ程度なら設定した広告が表示されてしまうということです。

表示のゆれとは、入力されるキーワードがひらがなやカタカナ、漢字、誤字、省略された形となって入力されてしまうことを意味します。たとえば、下記のような入力方法なら表示のゆれとして表示されてしまうことがあります。

  • システム開発
  • しすてむ開発
  • システムかいはつ
  • システムカイハツ
  • システム解発
  • しすてむかいはつ

完全一致だからといって表示のゆれが許されないわけではないため、そういった仕様になっていることを想定しながら、データ解析を行ってください。

完全一致を使用するタイミングとは?

さまざまなマッチタイプがありますが、どんなときに完全一致を使用すれば良いのでしょうか?それは、設定するキーワードがコンバージョンする確率が高く、少ないアクセスでも十分な収益が見込めそうなタイミングです。

これ以外のタイミングで完全一致を使用してしまうと、他のマッチタイプよりも広告の配信量が少ないため、あいまいな運用方法では最悪の場合、コンバージョンする確率が極端に低くなってしまいます。

完全一致は、たくさんのキーワードを網羅したり、配信状況を調査することを苦手としています。そのため、最初から完全一致で運用してしまうのではなくて、他のマッチタイプを使用しながら、結果の良いのもに限って、完全一致に変えていきましょう。

完全一致のメリット・デメリットについて

完全一致の最大のメリットは、やはりキーワードの幅をせばめて検索連動型広告を運用できることです。広告費用が無駄にならず、費用対効果の高い運用ができるため、その点は、非常にメリットとして大きいといえるでしょう。すでに、検索連動型広告を一定期間運用し、どんなキーワードでコンバージョンがとれるかわかっているのなら、積極的に完全一致のマッチタイプを使用することをおすすめします。

一方で、完全一致は、キーワードの幅がせまくなるため、関連語句で表示されないというデメリットがあります。部分一致など、幅が広くとられた運用方法なら気づくことができた新しいキーワードも、完全一致なら認知しづらくなってしまうため、それなりに大きなデメリットを抱えています。

フレーズ一致とは?

語句や語順が同一であれば、検索連動型広告が表示されるマッチタイプをフレーズ一致といいます。フレーズ一致では、必ず語句と語順で同一であることが絶対条件となるため、キーワードとキーワードの間にまったく関係のないキーワードが入ってしまった場合は、インターネット広告が表示されません。

そのため、設定したキーワードの前後にまったく関係のないキーワードが入るようであれば、そのまま広告が表示されます。ちなみに、マッチタイプでフレーズ一致を選び“ボールペン 購入”というキーワードを設定すると、下記のようなキーワードで検索連動型広告が表示されます。

  • ボールペン 購入
  • 激安 ボールペン 購入
  • ボールペン 購入 激安

他のマッチタイプでは、語句や語順が入れかわったとしても、事前に設定された広告が表示されることがありますが、フレーズ一致では、フレーズ自体を入れ替えて表示できないため、キーワードの幅は、せまいといえるでしょう。

フレーズ一致を使用するタイミングとは?

どうしても入力される語順を入れ替えたくないけれど、新しいキーワードがはいる程度であれば広告を表示したいという状況下において、フレーズ一致は、最適なマッチタイプだといえるでしょう。

また、広告予算が少なく、関連する語句で検索連動型広告を掲載することが難しい状況においておすすめだといえるのではないでしょうか。この運用方法なら、キーワードの幅がせまいため、設定したキーワード以外での広告掲載を抑えることができます。

フレーズ一致のメリット・デメリットについて

フレーズ一致によるマッチタイプは、自分自身が設定したキーワードで表示させることを得意としているため、検索連動型広告の運用者としては、非常に使い勝手の良い便利な広告だといえるでしょう。

キーワードそのものの幅がせまいため、広告予算を1円でも無駄にしたくない方にとって、非常にメリットの大きい運用方法であることは間違いありません。関連するキーワードなどで表示回数が少ないぶん、予算を消化することはありませんが、コンバージョンのチャンスも失ってしまうことになります。

他のマッチタイプでは、自分が想定していなかったキーワードで検索連動型広告が表示されますが、自分自身が設定したキーワードでしか広告が表示されることがないため、誰もが想像しないクリック単価が安くて優れた運用場所が見つかりづらいというデメリットがあります。

部分一致とは?

完全一致のように、設定したキーワード以外にも、関連する語句やある特定のキーワードに類似するものに、検索連動型広告が掲載されるマッチタイプを部分一致といいます。部分一致は、完全一致のマッチタイプと違って、非常に対象範囲が広くとられています。

完全一致では、表示のゆれなどでしか表示されませんでしたが、部分一致では、表示のゆれ以外にも、関連する語句や類義語、入力ミスなどで検索された場合でも、検索連動型広告が表示されます。

ちなみに、マッチタイプで部分一致を選び“パソコン 買取”というキーワードを設定すると、下記のようなキーワードでも検索連動型広告が表示されます。

  • パソコン 買取 査定
  • パソコン 中古 査定
  • パソコン 買い取り 査定
  • ノートパソコン 買い取り 査定
  • パソコン 査定

このように幅広いキーワードで検索連動型広告を掲載できるのが、部分一致の最大の特徴なので、しっかりと押さえておきましょう。ちなみに、Googleアドワーズでマッチタイプを指定しない方は、自動的に部分一致のマッチタイプが設定されます。

部分一致を使用するタイミングとは?

部分一致は、設定したキーワードがコンバージョンに近いものなのか調査するのに優れたマッチタイプです。わざわざ、完全一致のように個別にすべてのキーワードを登録・設定しなくても、関連するキーワードとして、自動的に事前設定した広告が検索連動型広告として表示できます。

まったく未知のジャンルのキーワード調査を行うときや、検索連動型広告の設定に多くの時間を伝えないタイミングで部分一致を使用すると、全体的なデータを短時間で素早く得ることができます。

そのため、コンバージョンキーワードが明白な状況下では、部分一致は使用するべきでありません。あくまでも、コンバージョンに近づけたいと感じるタイミングで使用することをおすすめします。

部分一致のメリット・デメリットについて

検索連動型広告の部分一致を利用する最大のメリットは、設定したキーワード以外にも関連するキーワードを配信できることでしょう。完全一致によるマッチタイプでは、配信できなかったユーザーに対して、広告を掲載できるのは、まぎれもない大きなメリットです。

これにより、今までなら気づかなかったコンバージョンキーワードの存在や訴求方針について、優良な情報を獲得できます。ちなみに、部分一致なら、直接コンバージョンにつながらなくても、商品やサービスの認知拡大を目的としたインターネット広告として使用できるため、使用方法の幅が広いといえるでしょう。

しかしながら、部分一致による配信では、コンバージョンに近づけるまでに、多くの時間がかかり、費用対効果の悪い運用方法となってしまいます。また、コンバージョンにつながらないようなキーワードにも、多くの広告費用を投下することになるため、除外キーワードの設定にも追われることになってしまいます。

絞り込み部分一致とは?

完全一致の良いところと部分一致の良いところを少しずつ採用したマッチタイプに絞り込み部分一致というものがあります。絞り込み部分一致のマッチタイプをセレクトすると、設定したキーワードが検索キーワードに含まれた時点で検索連動型広告が表示されるようになります。

マッチタイプで、完全一致のようなコンバージョンを得やすい運用方法を行いながら、幅広く部分一致のようにキーワードの調査対象を広げておきたかった方にとって、非常に手間のかからない有効な広告運用方法だといえるでしょう。

ちなみに、マッチタイプで絞り込み部分一致を選び“キーボード 激安”というキーワードを設定すると、下記のようなキーワードで検索連動型広告が表示されます。

  • キーボード 激安
  • 激安 キーボード
  • キーボード 通販 激安
  • 激安 キーボード 通販
  • 通販 激安 キーボード

このように、絞り込み部分一致によるマッチタイプでは、“キーボード 激安”というキーワードさえ入っていれば、その間にどのようなキーワードが入っても広告が掲載されます。検索エンジンのキーワード検索では、語順が逆になってしまうことがありますが、絞り込み部分一致なら、あのような検索方法に柔軟に対応し、広告運用ができます。

絞り込み部分一致を使用するタイミングとは?

絞り込み部分一致は、検索キーワードの語順を問うことがないため、幅広いキーワードに検索連動型広告を表示したいときに、最適な運用方法だといえるでしょう。また、普段の業務が忙しく、個別に完全一致のキーワードを設定する時間がない方は、絞り込み部分一致によるマッチタイプを選ぶことで、コンバージョンキーワードを確実に拾うことができます。

他にも、広告予算があまり確保できていないときは、絞り込み部分一致によるマッチタイプを選び出すことで、予算を抑えながらコンバージョンキーワードを獲得できます。しかしながら、予算を抑えた運用方法となるため、部分一致と比較すると、関連キーワードで表示されなくなります。

その結果、たくさんのコンバージョンを獲得したいと思っても、なかなか実現しづらいといえるでしょう。しかし、コンバージョンに寄せたいというタイミングでは、絞り込み部分一致による運用方法が、大きな効果を発揮します。

絞り込み部分一致のメリット・デメリットについて

絞り込み部分一致の最大のメリットは、やはりコンバージョンにつながらないキーワードを減少させられることでしょう。部分一致によるマッチタイプの運用にありがちな、コンバージョンから遠いキーワードを拾う問題を一気に解消できます。

完全一致よりもキーワードの幅が広くとられているため、たとえ未知のジャンルであったとしても、早い段階でコンバージョンキーワードを見つけることができます。一方で、どうしても部分一致のように関連するキーワードで検索連動型広告が表示されないため、今まで想像しなかったキーワードでコンバージョンを獲得しづらくなってしまいます。

未知数のキーワードへの可能性を捨てる結果、どうしてもインターネット広告の配信量が部分一致のマッチタイプよりも伸びづらくなってしまうなどの問題を抱えています。

除外キーワードとは?

検索連動型広告のマッチタイプを選ぶというと、自分自身の運用状況から完全一致や絞り込み部分一致をセレクトする意味合いが大きいですが、忘れてはいけない設定として、除外キーワードというものがあります。

除外キーワードによるマッチタイプを選択すると、設定したキーワードが検索連動型広告で表示されなくなります。関連性のないキーワードで広告が掲載されてしまう状況下では、除外キーワードを適切に設定することで、広告費用の無駄な消化を抑えることができます。

ちなみに、マッチタイプで除外キーワードを選び、下記のようにキーワードを設定すると、検索連動型広告で表示されなくなります。

  • キーボード 激安
  • キーボード 最安値
  • キーボード 比較
  • キーボード 通販
  • キーボード 類似品

このように簡単に除外キーワードを設定するだけで、検索連動型広告のパフォーマンスを上昇させることができるため、積極的に利用していきましょう。

除外キーワードを使用するタイミングとは?

検索連動型広告の運用時において、除外キーワードを設定するタイミングは、非常に明白です。たとえば、コンバージョンキーワードだと考え登録したキーワードが、まったくコンバージョンにつながらなかったときに使用します。

どれだけ広告費用をかけたとしても、実際に検索ユーザーがコンバージョンにつながる行動をしない場合、予算に無駄が発生してしまいます。このような検索ユーザーは、広告費用をたくさん使って集客しても、コンバージョンにつながることはありません。

一定期間、検索連動型広告を運用し、コンバージョンにつながらないことを把握できたのなら、除外キーワードに設定して、少しでもパフォーマンスの向上につとめてください。

除外キーワードのメリット・デメリットについて

適切に除外キーワードを設定することで、無駄なクリックを一掃することができます。その結果、コンバージョンに近いユーザーに向けて多くの予算が投下されることになるため、検索連動型広告のクリック率が上昇します。

広告のパフォーマンスの改善に取り組めば、クリック単価や検索順位の評価が上昇するため、1コンバージョンあたりの獲得単価が減少し、少ない予算でたくさんのコンバージョンが得られるようになります。しかし、除外キーワードを設定してしまうと、そのキーワードが持つ可能性を捨てることになるため、将来的なコンバージョンが獲得できなくなります。

だからといって、予算が無限にあるわけではないため、一定期間の期限を設けて、費用対効果の悪さを実感した場合は、除外キーワード設定を行うことをおすすめします。

検索連動広告の出稿時に必要なマッチタイプのまとめ

これまで、いろいろなマッチタイプがあることを確認してきました。マッチタイプによって、キーワードの表示条件がどういったものなかについて説明してみましたが、いかがだったでしょうか。

最初は、検索連動型広告システムの扱いも慣れないため、キーワードを登録する作業に追われてしまうかもしれません。それぞれのマッチタイプに独自の特徴があり、表示形式も異なりますが、現状の状況やタイミング、マッチタイプ特有のメリットやデメリットから適切なものを選び出すことで、どれに振り分ければよいかがわかるようになります。

検索連動型広告の運用経験がなければ、マッチタイプの設定に失敗することもあるかもしれません。最初は、キーワードの幅を広くとりながら、少しずつコンバージョンに近づけるように対象範囲をせばめていけば、きっと良い結果が得られるようになりますので、費用対効果を意識して作業を進めていきましょう。