ウェブマーケティング担当者として仕事をしていると、コンバージョン率の悪さに頭を抱えることはないでしょうか?どれだけ頑張ってコンテンツを作成し、集客力のあるウェブサイトを作成したとしても、商品やサービスがコンバージョンしなければ意味がありません。

もし、コンバージョン率が低下していると感じるのであれば、エントリーフォーム部分が最適化されていない可能性があります。もしかして、エントリーフォーム部分のコンバージョン率の悪さから、下記のようなことをお考えではないですか?

  • 集客は、安定化しているにもかかわらず、肝心のコンバージョンにつながらない・・・。
  • 今まで、エントリーフォームの改善なんて、なにひとつとして考えてこなかった・・・。
  • エントリーフォームを改善して、1件でもコンバージョンを増やす方法を知っておきたい・・・。

もし、上記ついて自分と何かひとつでも思い当たることがある場合は、本記事を最後まで興味を持って読んでいただけると思います。今回は、EFO(エントリーフォーム最適化)とは、一体どんなことを意味するのか、どうすればコンバージョン率を高めることができるのかについて、解説していきます。

EFOとは?意味や定義を教えて!

そもそも、EFOとは、一体どんな言葉なのでしょうか?EFOは、“Entry Form Optimization”の頭文字を取得することで、形成されています。EFOには、“エントリーフォーム最適化”という意味があるのですが、より日本語に近い形で理解するのなら、“入力フォーム最適化”という言葉の方が理解しやすいかもしれません。

入力フォーム最適化とは、資料請求やショッピングカートなど、ウェブサイトの入力フォームの入力率を向上させる施策のことです。入力率が向上すれば、必然的にコンバージョン率も上昇していきます。逆に、入力フォームが最適化されていなければ、どれだけ優れたコンテンツで安定的な集客が実現できたとしてもコンバージョンがなかなか発生しません。

なぜ入力フォームで離脱が発生するの?

しかしながら、検索ユーザーの購買意欲が高まり、商品やサービスを購入したいと思っているにもかかわらず、なぜ、入力フォームの部分で必要事項の入力を諦めてしまうのでしょうか。これにはいくつか原因があるとされており、代表的なものをピックアップしてみたいと思います。

  • 入力フォームを発見したものの、入力作業が面倒だと感じて離脱した。
  • 必要事項を入力していたものの、途中で大変だと感じ諦めた。
  • 最後まで必要事項を入力したものの、送信ボタンがわからなかった。
  • 再度入力することを推奨されたものの、どこを入力するべきなのかわからなかった。
  • 誤って入力した際、間違って戻るボタンを押してしまい、入力情報がすべて消えた結果、諦めてしまった。
  • エラーと表示されるものの、どうすればエラー解除できるのかわからなかった。

このように、入力フォームで離脱が発生する原因を考えてみましたが、そのほとんどが、エラー的な問題や必要事項の入力の手間に起因するものです。どれだけ購買意欲にあふれている検索ユーザーでも、入力時にストレスを感じてしまったら、離脱してしまいます。だからこそ、EFOによって入力フォームを最適化していく必要があります。

完璧なEFOに共通する3つのこと

ウェブマーケティング担当者として、これまでEFOについてまったく考えたことがなかったとしても、ポイントさえ押さえれば、エントリーフォームを最適化することは簡単です。大切なのは、いかにエントリーフォームへの入力率を上げられるかです。

エントリーフォームの入力率を上げたければ、下記のポイントを押さえてみてください。

  • 入力の手間を軽減させる。
  • ストレスを与える要素を取り除く。
  • 集中力を阻害する要素を取り除く。

これらの3つのポイントを押さえることができれば、EFOを実践することは、それほど難しくはありません。アクションを起こそうとしているユーザーがたくさんいるのなら、上記のポイントを理解して、EFOを実践すれば、確実にコンバージョン率を上げることができます。

入力の手間を軽減させることでEFOを実現する

もし、自社のエントリーフォームを見直したとき、検索ユーザーにとってわずらわしい入力フォームがあるのなら、今すぐにEFOによって入力の手間を軽減させましょう。エントリーフォームの数が多ければ多いほど、ユーザーは入力時に大きな負担を感じてしまいます。

これから、入力の手間を軽減させるための大切なポイントを説明しますので、ぜひ参考にして、コンバージョン率の向上につなげてください。

エントリーフォームを減少させる

そもそも、全体的にエントリーフォームが多すぎないでしょうか。第1印象で多すぎると感じるのであれば、しっかりとエントリーフォームを減らすべきです。特に、ありがちな失敗例として、“とりあえず必要そうだから設置しておく”というものです。

そういったものを無駄に設置していると、コンバージョン率を低下させる原因となってしまいます。EFOを意識するのなら、必要なエントリーフォームの数や項目を限定し、無駄な入力項目については、すべて削除しましょう。

それだけでも、全体的にエントリーフォームがすっきりとした印象になります。これにより、第1印象による離脱率を下げることができます。

自動入力機能を使って、入力の手間を軽減させる

入力の際、自動化できることを検索ユーザーに手動で入力させていないでしょうか?どれだけエントリーフォームの数を削ったとしても、1つずつ最後まで入力するというのは非常に手間です。

しかしながら、どのようなエントリーフォームを自動入力にすれば良いのでしょうか?代表的なものとしては、住所の自動入力があります。事前に郵便番号さえわかれば、住所などはシステムで特定できるため、そういった機能をエントリーフォームに搭載しておくことは非常に大切なことです。

自宅の住所を自動入力できれば、大幅な手間の軽減が期待できるため、コンバージョン率も高まるでしょう。他にも、名前のフリガナなどの部分は、自動入力するようにしておけば、わざわざ名前を2度記入する必要がなくなります。自動入力機能は、上手く利用していきましょう。

ポップアップ表示を利用することで離脱を防ぐ

検索ユーザーは、入力を誤ってしまうと、「戻るボタン」をクリックしてしまう習性があります。ウェブサイトの巡回中に普段からそのようにしているため、反射的に戻るボタンを押してしまうのだと思います。

せっかく情報を入力したとしても戻るボタンを押して、すべての入力情報が消失してしまったら、再び入力することが面倒となり、諦めるでしょう。そのような状態に陥らないようにするために、ポップアップ表示を利用します。

「このページから離れようとしています。このページから離れても良いですか?」という表示を行い、「このページから離れる」、「このページにとどまる」の2通りの選択肢が選べるようにすることで、離脱率を大幅に低下させることができます。誤作動によって入力情報を失ってしまう仕組みになっているのなら、すぐにこれらの対策を講じていきましょう。

誤って入力したところに瞬時にエラー表示する

プログラミング技術を利用すれば、エントリーフォームに入力された情報の成否をすぐに判定できるため、それらの機能を使って誤っている情報については、瞬時にエラー表示するようにしましょう。

誤った情報に対してEFOを考案するのであれば、アラート機能を積極的に使用すると良いでしょう。これなら、入力後に再確認を促す必要がなく、検索ユーザーが誤った瞬間に修正を促すことができます。これにより、再び戻って入力させるという手間を大幅に軽減できます。

すべての文字を矯正的に自動変換して入力情報を統一する

私たちは普段からパソコンを使用しているため、全角や半角の判断がすぐにつくかもしれません。しかし、検索ユーザーの中には、ほとんどパソコンを利用しないという方もたくさんいます。

もちろん、全角や半角の区別がつかない人もたくさんいます。もし、半角で入力することが絶対条件であるのなら、全角で入力された際に、強制的に半角に変換されるようにシステムを組んでおきましょう。

ちなみに、全角や半角を自動変換するツールもあるため、積極的に利用していくと良いでしょう。いかにして、検索ユーザーの入力の手間を軽減し、確実に正しい情報を入力するように促せるかで、コンバージョン率が大きく変わってきますので大切なポイントとして覚えておきましょう。

ストレスを与える要素を取り除くことでEFOを実現する

検索ユーザーに対してストレスを与える要素がエントリーフォームにひとつでも含まれているのなら、すぐに取り除いてEFOを実現していきましょう。どれだけ購買意欲の高い検索ユーザーでも、個人情報をひとつずつ入力するというのは非常にストレスのかかることです。

どのような点に検索ユーザーがストレスを感じるのか認知していれば、事前に対策できるため、コンバージョン率を上げることができます。

どんなことを記載すべきなのか明示する

エントリーフォームに記入例が記載されていないのなら、すぐに薄い文字でどんなことを書けばよいのか表示されるようにしましょう。小さな工夫かもしれませんが、そのような対策が入力ミスや入力エラーを防止することにつながります。

たとえば、フリガナをエントリーフォームに入力してほしいのなら、記入例として「カタカナ」で参考となるものを入れておけば、記入内容に迷うことはないでしょう。もし、記入例がなければ、ひらがなで記述してしまい間違っていたかもしれません。

エントリーフォーム内に記入例を記載することで、非常にシンプルで意図の伝わりやすい見やすい入力欄にできるため、ぜひ試してみてください。

エントリーフォームの縦幅を大きくする

検索ユーザーに情報を適切に入力してほしいのなら、エントリーフォームの縦幅を大きくしましょう。いろいろなエントリーフォームを確認していると、非常に見づらく小さいものが使用されていることがあります。

なにかしらのツールで標準搭載されているものを使用されているのかもしれませんが、四角い枠の小さいエントリーフォームは、EFO的に好ましいとはいえません。なぜなら、入力されている文字が非常に見づらいからです。

入力される文字が小さいと、自分自身が打ち間違えていたとしても気づきません。最近は、スマートフォンを利用してエントリーフォームに情報を入力する方も増えているため、見やすいものを設計してください。

必須情報の有無は、明確にする

検索ユーザーに対してエントリーフォーム内に、個人情報を入力させるのなら、どんな情報が必須として入力するべきなのか明確に伝えましょう。本来、必須とされているものに必須と掲載していないと、あとで検索ユーザーがストレスを感じてしまいます。

検索ユーザーの多くが、必須情報だけ入力して次に進みたいと考えているため、必須情報の有無を明確にしてあげることで、最低限、何を入力すれば良いのかを明確に伝えることができます。そのような小さなEFOにこだわることで、大幅に離脱される可能性を軽減することができます。

エントリーフォームを分割しない

ひとつのエントリーフォームで入力が完了するのなら、わざわざ分割するようなことはやめてしまいましょう。ふたつに分割しまうと、検索ユーザーに対して負担を強いることになります。

他にも、ふたつのエントリーフォームを作成してしまうと、ECサイトの運営者自身も複雑に分岐した個人情報を管理していく手間が発生してしまいます。もし、エントリーフォーム全体を見回したとき、省略できる部分があるのなら、ひとつにまとめてしまいましょう。

エントリーフォームは左揃えで統一する

エントリーフォームは、必ず左揃えで統一してください。さまざまな場所にエントリーフォームが点在していると、入力ミスにつながってしまいます。キャリアのあるデザイナーが在籍しているのであれば、このあたりは、デザインの基本として守れていると思います。

もし、エントリーフォームを自社用に自作しているのであれば、縦ラインを引くなどして一ミリのズレもないようにHTML&CSSコーディングで統一していきましょう。

申し込み完了までの流れを掲載する

あなたのエントリーフォームには、申し込みが完了するまでの流れがすぐにわかるようになっているでしょうか。申し込みが完了するまでの流れが明記されていないと、どこがゴールになるのか、検索ユーザーがイメージできません。

普段から貯めているポイントなどを使用しているユーザーは、本当にポイントが使用できているのか確認したいという思いが強くあります。ポイントの使用が確認できる確認画面が表示される事実が書かれてあるだけで、安心感が大きく違います。

申し込みが完了するまでの流れがあるだけで、終わりを意識しながらエントリーフォームに個人情報の入力を行うことができるため、離脱する可能性を抑えることができます。ちょっとしたEFOの工夫ですが、入力にともなう検索ユーザーの負担が軽減されます。

優先すべきものは大きく目立たせる

ウェブサイト上で優先するべきものはしっかりと大きく目立たせてください。たとえば、送信するというボタンと戻るというボタンでは、優先すべき送信するボタンを大きく目立たせるべきです。大きく目立たせることで、検索ユーザーに対してそちらの方が優先度が高いことを意識づけることができます。

そして、ページの流れも意識して大きく目立つボタンを設置していきましょう。右側に設置すれば、次のページに進むイメージを持たれやすくなります。一方で、左側に設置すると戻るというイメージを持たれやすくなります。

小さい画面で吹き出し表示を行わない

エントリーフォームに吹き出し機能を利用すれば入力していない部分を明確に知らせることができます。しかしながら、必ずしもメリットにつながるとは限りません。たとえば、スマートフォンなどを利用しているときはどうでしょうか。

スマートフォンやタブレットなどのデジタルデバイスは、画面が非常に小さいため、吹き出しがあることで入力がしづらくなってしまいます。従来のようにパソコンの利用率が非常に高ければ、吹き出し機能を積極的に使っても良かったのかもしれません。

現在は、スマートフォン利用率の方が圧倒的に高くなっているため、EFOを意識するのであれば、吹き出し機能が重なって入力時にストレスを与えることはないか気をつけなければいけません。

エントリーフォームの色を変更し、未入力を可視化する

たくさんのエントリーフォームが並んでいると、自分がどんなふうに入力するべきなのか分からなくなってしまいます。そのような状態にならないようにするには、入力が完了したものからエントリーフォームの色が変わるように設定しましょう。

入力し終わったものからエントリーフォームの色が変われば、検索ユーザーはどこが未入力なのかすぐに判断することができます。これによって、入力ミスや入力のし忘れを防ぐことができるため、1%でも離脱率を下げることにつながります。

コピーして貼り付けできないエントリーフォームを使用しない

エントリーフォームを入力していると、ある情報をコピーして貼り付けできない設計をしていることがあります。エントリーフォームのような入力することが決まりきったような作業は、情報をコピーして貼り付けたいと考えている方にとって、非常に不便でありストレスを与えてしまう原因となってしまいます。

情報をコピーして貼り付けることを許可することで、あなた自身は入力ミスされることを恐れているのかもしれませんが、あまりにも検索ユーザーに対して負担を与えてしまいます。正しく入力してもらうということは大切ですが、そのようなエントリーフォームを設計していると、その分、コンバージョンも低下してしまうことを理解しておきましょう。

再確認のために、何度も同じ情報を入力させない

エントリーフォームに同じ項目を掲載することで、入力ミスをしないように促す効果がありますが、重複しているものについてはすべて省略してしまって良いでしょう。たとえば、メールアドレスを掲載する際、確認用としてもひとつエントリーフォームを設置する必要はありません。

そうすることで、メールアドレスの入力ミスか増えるかもしれないと恐れているのかもしれませんが、検索ユーザーの負担を増やしていることを理解しなければいけません。実際、エントリーフォームをひとつにしたとしても、誤って入力される可能性は非常に小さいです。そのため、確認用の無駄なエントリーフォームについては、省略してしまって構いません。

ユーザーに誤解を与えるような表現をしない

あなたのエントリーフォームには、検索ユーザーに対して誤解を与えるような文言はないでしょうか。たとえば、利用規約の部分です。「利用規約に同意して、その事実を送信する!」などと、書かれていたりはしないでしょうか?

そのような書き方をしてしまうと、「本当に、同意して情報を送っても大丈夫なのかな・・・。情報を盗まれることはないのだろうか・・・。」と疑われてしまいます。

このような問題を解決するのであれば、利用規約に同意することと、情報を送信することは分けた方が良いでしょう。利用規約に関するところは、チェックマークを入れることで対応できます。そして、情報の送信に関しては、「送信する」という文言にすれば、シンプルなものに変更できます。

テキスト情報を検索ユーザーにとってストレスのないものに変更することも、EFOの大切な施策なので、すぐに実践していきましょう。

集中力を阻害する要素を取り除くことでEFOを実現する

検索ユーザーがエントリーフォーム入力時に集中力を阻害する要素がひとつでもあるのなら、すべて取り除くことでEFOを実現しましょう。エントリーフォームとして無駄なものをすべて排除するだけでも、コンバージョン率というのは大きく変わります。

ここでは、集中力を阻害する要素として、どんなものがあるのか考えていきたいと思います。

エントリーフォーム内にある選択肢を明確に伝える

どれだけ親切にエントリーフォームを作成したとしても、入力方法が分からず、困惑してしまう検索ユーザーも少なからず存在します。そのようなユーザーにストレスを与えないようにするためには、問題が解決できる選択肢を明示することが大切です。

たとえば、社内でチャットサービスを提供しているのであれば、その事実を明確に伝えましょう。「エントリーフォームへの入力で不明点がある方は、こちらに相談してください。リアルタイムでチャット回答いたします。」と書かれてあるだけで、安心して情報が入力できます。

こうった情報が常に掲載されていれば、万が一、エントリーフォームの入力でつまずくようなことがあったとしても、相談することで確実にコンバージョンにつなげることができます。

戻るボタンを設置する必要はない

次に進むボタンを設置する場合、反射的に戻るボタンを設置する方も多いのではないでしょうか。実際、エントリーフォーム部分に掲載されている戻るボタンは、離脱率を高めるだけですので、削除してしまってもまったく問題ありません。

検索ユーザーに誤解を与えないようにするためにも、戻るボタンは、極力設置しないようにしましょう。もし、設置する場合は、上記で説明したようなポップアップなどを利用して誤作動で前のページに戻らないように工夫することでコンバージョンを伸ばすことができます。

せっかく購買意欲が高まっているにもかかわらず、誤ってクリックしたことによって入力情報がすべて消えてしまうのは非常にもったいないです。このようなところは、EFOで対策できるためしっかりとしていきましょう。

離脱につながるようなリンクをすべて排除する

エントリーフォームの全体を見まわしたとき、入力時に必要のないナビゲーションなどのリンクはないでしょうか。あくまでも、エントリーフォームをシンプルで分かりやすくストレスのないものにしているのは、コンバージョン率を上げるためです。

せっかくコンバージョン率を上げるためにEFOによる施策を講じていたとしても、無駄なリンクを設置してしまい集中力を阻害することになってしまったら、最後まで入力してくれないでしょう。

もしかしたら、入力途中に迷いが生じて、離脱してしまうかもしれません。そうならないようにするには、検索ユーザーの近くに無駄なリンクを設置するべきではありません。

たくさんの注意書きで検索ユーザーを混乱させない

検索ユーザーが入力しやすいように記述する注意書きも入力しすぎてしまったら、相手を混乱させることになってしまいます。エントリーフォームの下部に、注意書きがたくさん書いてあったら非常に面倒くさいと感じますよね。

もし、注意書きがたくさん書かれてあり、入力を阻害する要素となっているのなら、デザイナーとエントリーフォームの構成について見直した方が良いでしょう。エントリーフォーム内の余った空間を適切に使用するだけでも、見やすさは大きく変わり、コンバージョン率も向上します。

ブラウザによって、おかしな表示になってしまう

エントリーフォームに個人情報を入力しようとしているにもかかわらず、少しでも項目のテキストが文字化けしていれば、「本当に個人情報を入力しても大丈夫なのだろうか・・・。」と、疑われてしまいます。これは、エンジニアによるブラウザの確認ミスによって生じる問題です。

事前に、どのブラウザでも文字化けしないことが確認できていれば、そのようなトラブルが生じることはありません。ブラウザの文字化けを防ぐこともEFOの施策のひとつなので、しっかりと対策をとっていきましょう。

送信という文言は、使用しない

EFOを意識しているウェブマーケティング担当者の中にも、送信という文言を使用している方はいるでしょう。すべての個人情報の入力が完了し、一番下に掲載されている送信ボタンのことです。

私たちは、インターネットに慣れていることもあり、情報を送信することに対して、なんらためらいがないかもしれません。しかし、普段からインターネットを利用しない検索ユーザーにとっては、「本当に送信しても問題ないのだろうか・・・。」と判断の迷いにつながることがわかっています。

送信が利用できないと、どんな文言を使用すれば良いか分からないという方もいるかもしれません。インターネット通販サイトなら、“購入する”という文言が使えます。メルマガの会員登録なら、“会員登録する”という文言が良いでしょう。その場の状況に応じて適切にテキスト情報を変えることで、検索ユーザーに迷いが生じません。

EFO(エントリーフォーム最適化)のポイントのまとめ

EFO(エントリーフォーム最適化)の基本的なことやどうすればコンバージョン率を高めることができるのかについて、具体的なポイントをいくつも紹介しましたが、いかがだったでしょうか。どれも今日から試せる方法ばかりだったと思います。

どれだけ優れたコンテンツを作成し、集客力のある媒体を作成したとしても、EFOが意識できていなければ、コンバージョン率が上がることはありません。運営ウェブサイトの集客力が高まっているのなら、EFOを意識してエントリーフォームを改善した方が収益の向上が期待できます。

EFOによる施策は、どれも今日から試せることばかりですので、自社でできていないところを見つけて、改善していきましょう。