SEO対策に内部リンク強化は必要?
ウェブサイトのアクセス数を増やしたければ、“良質なコンテンツを書くべきだ。”といった言葉を頻繁に耳にしますが、内部リンクに関するSEO対策について言及している方は、意外にも少ないです。
ちなみに、内部リンクを強化すればSEO対策に高い効果があり、アクセスアップに大きな影響を与えることができるといわれています。ウェブ担当者は、良質なコンテンツを書くことだけが、自分の仕事ではありません。
内部リンクに関して正しい認識を持ち、ウェブサイト全体のSEO効果を上げるため適切な手段でアプローチしていく必要があります。現在、内部リンクのSEO対策について、下記のようなことをお考えではないですか?
- 1年以上、ウェブ担当者をやっているが、内部リンクについて意識したことがなかった…。
- 今日、初めて内部リンクにSEO的な重要性があると知った…。
- 内部リンクに関して専門的な知識を習得し、自社のウェブサイトに試してみたい!
もし、上記ついて自分と何かひとつでも思い当たることがある場合は、本記事を最後まで興味を持って読んでいただけると思います。今回は、内部リンクとは一体どんなものなのか、基本的な役割について触れると同時に、内部リンクの具体的な強化方法についてご紹介します。
内部リンクとは、どんなものなの?
まず、内部リンクの具体的な強化方法について説明する前に、内部リンクの基本的な知識から学んでいきます。そもそも、内部リンクとは、自社のウェブサイト内を行き交うリンクを指すIT用語です。非常に簡単に説明すれば、自社のウェブサイト内にアンカーテキストリンクを貼り付けることで、それぞれのページが連携性を持った状態を指します。
内部リンクを最適化する行為は、SEO対策として非常に有効です。なぜなら、さまざまなページを読み取るGoogleのクローラーは、アンカーテキストリンクを経由して、あらゆるページに移動し、自身のデータベースにインデックスを行ったり、相互の連携性を判断しながらページランクをつけているからです。
ちなみに、ウェブサイトには、内部リンクがいろいろなところにあります。“ウェブサイトの中に、そんなに内部リンクなんてありましたっけ?”という方にいくつか、これが内部リンクの場所ですよというものを紹介しておきます。下記は、すべて内部リンクです。
- ヘッダー下にあるグローバルメニュー
- サイドバーに表示している方も多い「最近の投稿」
- サイドバーの「カテゴリー」
- サイドバーの「基本メニュー」
- サイトマップ
これらは、すべて内部リンクに該当します。簡単に説明すれば、ウェブサイト内にあるアンカーテキストリンク部分は、すべて内部リンクです。
内部リンクにSEO効果は、存在するのか
ここで、ウェブサイトに対して、内部リンクによるSEO対策を施すとどのようなSEO効果があるのか、具体的に確認していきます。SEO効果は、主に大きく2つに分類されます。
- クローラーの巡回性を上げる効果
- 内部リンクは、外部リンクと同様の効果
それでは、この2つのSEO効果について具体的に解説していきます。
クローラーの巡回性を上げる効果
これは、先ほどもお伝えしたように、“クローラーの巡回性を上げる”ことは、自社のウェブサイトの価値を高め、必然的に評価を上昇させることにつながります。その結果、検索順位が上昇しやすくなり、ユーザーも検索エンジンから自社のサイトを見つけやすくなります。
適切な方法でアンカーテキストリンクを貼ることで、検索ユーザーもウェブサイト内を巡回しやすくなります。これにより、ウェブサイト全体の離脱率が低下し、巡回率と滞在時間が伸びるため、SEOに高い影響があるとされています。
そのため、内部リンクによる対策を行わないということは、Googleのクローラーにとって、ページ内を自由に移動できない状態であり、あまり好ましくありません。クローラーに最適化された状態にすることは、SEO対策において重大な意味を持ち、ランキングシグナルにおいて大きな影響を与えることができるため、今後も最新のSEO動向は確認し続けなければいけません。
内部リンクは、外部リンクと同様の効果
ウェブサイトを立ち上げたばかりだと、どうしても外部リンクによる効果を受けることができません。しかしながら、外部リンクではなく、内部リンクであれば、自分で意図的にSEO対策を施すことができるため、外部リンクと同様の効果を生み出すことができます。
実際に、内部リンクのあるウェブサイトと内部リンクがまったく施されていないサイトを2つ比べてみると、内部リンクを除いたウェブサイトは、検索結果が悪くなることがGoogleWebmasterの公式動画でも発表されています。
GoogleWebmaster公式動画
つまり、Googleは、被リンクの質を評価するアルゴリズムを採用することで良質な内部リンクや外部リンクを検索結果で適切に評価する体制を整えているということです。言い換えれば、検索結果で上位表示したければ、被リンクによる獲得が必須となってきます。
良質な内部リンクであれば、検索結果で評価されることはもちろん、適切な手段でGoogleから好まれる内部リンクを設置することで、外部リンクと同様の効果を得ることができます。どれだけのSEO効果があるかについては、すべてリンク元の質に影響を受けるため、SEO担当者は、“リンクの質”にも意識を向けながら適切にコントロールしていく必要があります。
なぜ、内部リンクの強化を軽視してはいけないのか
SEO担当者には、Googleによって定められた正しい内部リンクの決まりついて、常に知っておいてほしいです。なぜなら、内部リンクの設置方法を間違えてしまうと、さまざまな問題を引き起こす可能性があるからです。どのような問題が発生するのか下記で確認していきます。
ページを公開しているにもかかわらず、なかなかインデックスされない
Googleのクローラーは、外部リンクをたどってページを見つけるため、SEO対策が施されていなければ、なかなか該当のページを認知してくれません。特に、トレンド的な最新の情報などをウェブサイトに公開した場合は、どれだけ早くGoogleに認知されるかが重要な意味を持つことになります。そのため、認識されるのに時間がかかるというのは非常に致命的なので、改善していく必要があります。
ウェブサイトに1アクセスでも多く集客したいというのであれば、内部リンクの強化を軽視することなく、1秒でも早くインデックスされるように、アンカーテキストリンクを貼り巡らす作業を行っていきましょう。
検索結果で上位を獲得したいページの順位が上がらない
内部リンクを正しく施していないと、自分があげたいと思っているページで上位表示できないことがあります。それほど上がることを期待していないページで上位表示している場合、内部リンクが悪影響をおよぼしている可能性があります。
つまり、本来ならAというページを上位表示させたいけれど、内部リンクがBに向いているため、AのページよりもBが上位表示するということです。そのため、ただ内部リンクを貼り巡らせれば、サイト内の評価が適切に上がるわけではないので、どのページでコンバージョンさせたいのかということを意識しながら、意図的に特定のページを1ページ目に上位表示させる必要があります。
古いキャッシュ情報がいつまで経っても更新されない
内部リンクを貼り巡らすと、必然的にGoogleのクローラーの巡回数が増えます。このとき内部リンク対策をしていなければ、誤った情報を修正したとしても、なかなかクローラーが更新したページに訪れないため、誤った情報が公開されたままの状態になってしまいます。
法人サイトを運営しているのなら、誤った情報が掲載され続けることでブランディングに悪影響を与えてしまう可能性が高いです。万が一、商品情報について誤った状態が公開され続けてしまうと、購入者からクレームが入るかもしれません。
検索ユーザーに常に最新の情報を配信するためにも、内部リンクを貼り巡らすことを心がけておきましょう。
SEO対策として有効な内部リンクの強化は、どこに必要なの?
実際に内部リンクを強化するにあたって、対策できる場所は意外にもたくさんありますので、ひとつずつ確認していきましょう。
パンくずリスト
検索ユーザーにとってパンくずリストはなくてはならない存在です。パンくずリストがなければ、自分がどのページを閲覧しているのか、その位置情報を把握することができないからです。また、パンくずリストを設置していれば、高い確率でトップページを重要なページとして巡回してくれるため、SEO対策としても一定の効果が得られます。
ちなみに、構造化データとしてパンくずリスト表示させると、Googleのクローラーからの認知度が高まり、リッチスペニットが表示されやすくなります。スペニットとは、検索結果で表示されるウェブサイトのタイトルと数行のテキスト文のことを指します。
さまざまな情報を検索していると、地図情報を含めた検索結果が出ることがありますが、あれが通常のスペニットと異なるリッチスペニットです。内部リンク対策をすることで、リッチスペニットが表示されやすくなれば、ライバルサイトよりも検索結果で目立つためアクセスアップが期待できます。
パンくずリストの設置で発生しがちな失敗とは?
パンくずリストを設置する際は、掲載の基本的なルールは守らなければいけません。位置情報として正しい意味を持つということを理解していれば間違えることはないと思いますが、あくまでも階層構造が明確に分かるように設置しなければいけません。
ごくたまにですが、トップページしかパンくずリストに表示させていない方がいます。確かに、もとのページは、トップページではあるものの、あくまでもパンくずリストは、Googleのクローラーに巡回してもらうという大きな目的があるので、階層的に全情報を掲載してください。
ちなみに、内部リンクもとのページからトップページにかけて順番にパンくずリストを作成すると、末端の内部リンクもとのページからトップページにかけてリンクパワーが送られます。これにより、Googleに対して内部リンクの対策もとのページが重要なコンテンツであることを明示することができます。
パンくずリストが表示されないテンプレートって、どうなの?
WordPressを利用していると、パンくずリスト非表示になっているテンプレートがあります。表示と非表示をWordPressの管理者が設定できるものであれば問題ありませんが、もともと表示できないテンプレートは選ぶべきではありません。
内部対策によるSEOを考えれば、パンくずリストが標準搭載されているものを選択しましょう。あと、これはできる限りで良いのですが、TOPページの文言が変更できるテンプレートを選んでください。やはり、TOPとだけ、表示されている状態では、SEOによる恩恵を最大限受けることができません。
多くのサイトでは、パンくずリストの文言が“TOP”や“HOME”になっていると思います。もし、そのようになっていれば、パンくずリストの文言を変更するため管理画面にアクセスし、“公式サイト名 TOP”に変更してください。これをやっているかどうかで、検索結果に大きな違いが出るため、この対策は必須です。
グローバルナビゲーション
多くのウェブサイトでは、グローバルナビゲーションを画像で制作しているのではないでしょうか。グローバルナビゲーションがあれば、検索ユーザーが必要とするコンテンツページへのアクセス時間を短縮できるため、ユーザビリティに良い影響があると考えられています。
グローバルナビゲーションを設置するだけでも、十分なSEO効果が期待できるのですが、内部リンクによるパワーを最大限高めていきたいというのであれば、必ずAlt属性を組み込むようにしてください。Alt属性のないただの画像にアンカーテキストリンクを貼っていることと、Alt属性の入った画像にテキストリンクを貼っているのとでは、大きな違いがあります。
画像にAlt属性を入れるというのは非常に面倒ですが、この作業を面倒だと思わずに時間をかけてやることでウェブサイトのSEO効果を高めていくことができます。
コンテンツ記事にアンカーテキストリンクを入れる
毎日コンテンツを制作し、記事を公開しているウェブ担当者なら、コンテンツ記事にアンカーテキストリンクを積極的に入れることから始めてみてはどうでしょうか?実際に、広告収入を目的としたアクセスの多いアフィリエイトサイトは、コンテンツ記事に対して適度にアンカーテキストリンクを貼り付けています。
わざわざ該当するページのURLを探して、アンカーテキストリンク化することを面倒だと感じる方も多いため、この作業をすることでライバルサイトよりも確実に差をつけることができます。コンテンツ記事にアンカーテキストリンクを貼ると言っても、意味合いが広義に渡るため、ここでいくつか具体例をピックアップしたいと思います。
参照という形式で、軽く自社サイトのページを紹介する
ウェブ担当者なら、この技術から確実に習得していきましょう。たとえば、1つのコンテンツ記事を制作する場合、最終的なコンバージョンを意識して一気に書き上げると思います。しかしながら、記事コンテンツというのはさまざまな要素を含んだ上で構成されているため、“この内容については、他のページで詳しく書いたよな。”ということがあると思います。
具体例をあげれば、“アンカーテキストリンクの貼り方”について説明する際、過去に“SEO対策を意識したアンカーテキストリンクの貼り方”というページが公開されているのなら、そのページに対して内部リンクを貼ることで、検索ユーザーのアクセスを他のページへと巡回させることができます。
アンカーテキストリンクの貼り方は、人によってそれぞれですが、文章と文章の間に参考記事として貼り付けると良いでしょう。ただし、URLのアンカーテキストリンクをそのまま貼りつけるのだけは、やめてください。貼り付け方について、Googleから一定のルールが提示されているため、下記のポイントに注意しながら上手く掲載してみましょう。
- あくまでもアンカーテキストであること。(URLではない状態。)
- キーワードがしっかりと埋め込まれており、内容が伝わりやすいこと。
- 必要以上に文言を追加し、長文化していないこと。
- 必要以上に1ページ内にアンカーテキストリンクを追加していないこと。
上記のルールに従って、検索結果で上位表示させたいキーワードを盛り込みながら、内部リンクを貼ることで、自然な形でSEO対策ができます。SEO効果が期待できる内部リンク対策ですが、必要以上に1ページにアンカーテキストリンクをたくさん貼ってしまうと、ペナルティを受けてしまい、検索順位が下がってしまうことがあるため注意してください。
ページ最後に、関連ページとして内部リンクを表示させる
WordPressサイトを運営しているのなら、ページ下部に“こんな記事もおすすめ”といった関連ページを表示させる機能を使っている方もいるでしょう。確かに、WordPressのプラグインなどを利用して自動的に表示させても良いのですが、内部リンクによる効果を最大限まで高めたいのなら、“こんな記事もおすすめ”という項目をプラグインに任せるのではなくて手動で設定することをおすすめします。
コンテンツを作るたびに、各種URLを取得し、アンカーテキストリンクを貼り付ける作業は非常に大変ですが、ひとつずつこの作業を手作業でやっていくことで、確実に検索ユーザーが興味を持ちやすいコンテンツを意図的に表示させられるため、たとえ時間がかかったとしてもやっておいて損はありません。
サイトマップがあればGoogleが迷子になることはない
内部リンクによって検索結果で上位表示させたいページに意図的にリンクパワーを送ることも大切ですが、サイトマップの作成を忘れないようにしましょう。コンテンツ記事を量産すると、検索ユーザーやGoogleのクローラーは、どのページを巡回すれば良いかだんだんと分からなくなってしまいます。
そんなときに、役に立つのがサイトマップです。サイトマップがあるだけで、どこにどのようなコンテンツがあるのか、すぐに見つけることができてしまいます。ちなみに、ウェブサイト内の位置情報を明示できることから、IT業界では、ウェブサイトマップのことを“サイトマップ”と呼んでいます。
サイトマップを正しく設定することで、すべてのページに対して内部リンクが設定できるため、クローラーの巡回率が向上します。また、検索ユーザー自体も探したいページをすぐに見つけられるようになるため、ユーザビリティの向上も期待できます。
社内にエンジニアがおらず、サイトマップの設定が難しいと考えているのなら、フッター部分にサイトマップを設定してみてはどうでしょうか?フッターにまとめると、コンテンツを最後まで読み終えた人に、コンテンツの位置情報を明示する役割を果たすため、さまざまな点でメリットがあります。
内部リンクのリンク切れは、絶対に避けよう!
自社のサイトから外部のサイトへとリンクを貼り付けるわけではないので、リンク切れはほとんど起きないと思うのですが、検索エンジンやユーザーにとってマイナスな影響を与えてしまうためリンク切れには、絶対に注意してください。
WordPress上にアップロードする際、アンカーテキストリンクの貼り付けで、意外にもたくさんのミスが起こります。たとえば、自分が正しいURLを貼り付けることができていると思っても、アップロードされたリンクをクリックしてみると、設定の仕方に誤りがありリンクエラー起きてしまうことがあります。
万が一、設定ミスや期日ミスなどが発覚した場合は、すぐに更新し直すか、該当部分のURLを削除するようにしてください。
内部リンクがリンク切れを起こしているとどうなるの?
もし、内部リンクがリンク切れを起こしていると、Googleのクローラーは、アルゴリズムの基準に従ってマイナス評価を下します。
せっかく良質なコンテンツを定期的にアップしていても、リンク切れが多ければ検索結果で1ページ目に行くことが難しくなってしまうため、可能な限りリンク切れを減らす努力をしてください。やはり、どれだけ心がけていても、リンク切れをゼロにすることは難しいため、リンク切れが発生しても大丈夫なようにオリジナルの404ページを用意しておきましょう。
オリジナルの404ページを準備していれば、離脱される可能性を抑え、トップページなどに検索ユーザーを巡回させることができます。
内部リンク対策で便利なプラグイン
WordPressサイトのリンク切れをチェックする際、目視でやっていたのでは、どうしてもミスを起こすことがあるので、“Broken Link Checker”と呼ばれるプラグインを導入して、リンクエラーがゼロになるように目指していきましょう。もはや内部リンク強化において必須のプラグインといえるのではないでしょうか。
Broken Link Checker
公式URL:https://wordpress.org/plugins/broken-link-checker/
Broken Link Checkerは、どんなことができるの?
Broken Link Checkerをインストールすると、WordPressのページやコメント、カスタムフィールド、ブログロールまで、自動的に監視してくれます。万が一、監視中に問題があった場合は、通知機能によって管理者に通知してくれます。
管理者がリンクエラーに対して対処が遅れた場合は、自動的に打ち消し線が適用されるため、検索ユーザーを誤って誘導することがありません。そして、打ち消し線が表示されたところには、nofollowが適用されるため、Googleのクローラーにも適切にアプローチできます。また、リンクエラーが発生している項目については、プラグインページから直接編集できるため、管理・変更の手間を大幅に削減できてしまいます。
サーチコンソールの内部リンクに対する見解
Googleのサーチコンソールを閲覧されている方であれば内部リンクレポートを定期的にご覧になられていると思います。特定のページに対する内部リンクの数というのは、ウェブサイト全体を相対的に見たとき、重要度の高いページであることを明示することになるため、ランキングシグナルでも重要な要素になっていると理解した方が良いでしょう。
そもそも、重要なページではないにもかかわらず、たくさんの内部リンクが貼り付けられている場合、SEO的な考えとしては、明らかに好ましくない状態なので、しっかりと内部リンクの状態をコントロールし、見直していきましょう。
Show Article Mapで内部リンクを可視化する
もし、今まであいまいなりがちだった内部リンクの関係性を可視化することができると非常に便利だと思いませんか?WordPressのプラグイン“Show Article Map”を利用すれば、ウェブサイト内に存在する記事がどの記事と関連性を持っているのかがすべて分かります。そのため、こちらのプラグインを有効利用すれば、ウェブサイト全体を俯瞰することができます。それでは、Show Article Mapを利用するメリットについていくつかピックアップしてみます。
どの記事が孤立しているのかが一瞬で可視化される
Show Article Map使用した例で、非常にわかりやすい事例がありますのでご紹介します。下記の画像を見てください。
出典:捗るガジェット×テック系情報ブログnaenote.net
https://www.naenote.net/entry/show-article-map#i-2
中心が関連性を持って連携されているにもかかわらず、周囲のページは、どのページともリンクされず孤立していることが分かります。この位置関係から、今以上に内部リンクによって関係性を持たせる必要があることが分かります。
このようなリンクされていないページを放置していると、Googleからペナルティ判定を受けて、低品質だと指摘されかねません。この場合、コンテンツ記事全体のグルーピングを見直して、お互いが連携性を持つように再度構築していく必要があります。
上位表示させたいページにリンクパワーが送られていないことが分かる
Show Article Mapを利用すると、どのページに対してリンクパワー送られているか一目瞭然です。最初は、検索結果で上げたいページにリンクパワーが送られていたとしても具体的なSEO効果が実感しづらいかもしれません。
しかし、コンテンツ記事の量が多くなり、一定のアクセスが得られるようになると、内部リンクによってリンクパワーが送られているページほど、検索結果で上位表示しやすいです。もし、内部リンクの付き方に問題があり、SEO効果が得られていないのであれば、ウェブサイト全体の関連性を見直していきましょう。
SEO対策の内部リンクの強化に関するまとめ
ウェブサイトを運営する以上、常に内部リンクへの知識が問われるようになります。今は、コンテンツ記事の制作で、手が回らないというSEO担当者でもいずれ内部リンクの大切さを認識し、早急な対応が求められるようになります。
丁寧に内部リンクを貼りつけることで、検索結果で上位表示できる以上に、ユーザビリティの向上から売上アップなどの効果が得られるため、最低限記事コンテンツには、内部リンクを貼る習慣をもっておくことで、ウェブサイト全体のSEO効果を上げることができます。