ウェブサイトを運営していると、“SEO対策の重要な点として、検索上位に行きたければ、毎日1記事は、定期的に更新するべきだ!”という話を信用し、日々、忙しい業務の合間にコンテンツ制作に取りかかっている方も多いのではないでしょうか。

しかしながら、継続的に更新していないにもかかわらず、毎日更新しているウェブサイトよりも上位表示し、膨大なアクセスを獲得している事例はたくさんあります。もしかして、現在、ウェブサイトのSEO効果を高めるにあたり、下記のようなことをお考えではないですか?

  • 継続的な更新とSEOの関係性について知りたい…。
  • 万が一、継続的な更新がSEO対策として有効でないなら、どうすれば良いか知りたい…。
  • ウェブ担当者として、更新に最適な頻度を知り、業務体制を整えていきたい!

もし、上記ついて自分と何かひとつでも思い当たることがある場合は、本記事を最後まで興味を持って読んでいただけると思います。今回は、継続的な更新は、SEO対策に必要なのか、その更新頻度の基準について解説していきます。

ウェブサイトの更新頻度が検索順位に影響するは、ホントなの?ウソなの?

今回のメインテーマの回答を真っ先にしてしまうと、ウェブサイトの更新頻度は、SEO対策に影響を与えるといえますし、与えないともいえます。非常にあいまいな回答ですが、直悦的な影響があるかといえば、答えはNOです。だからといって、定期的に更新しなければ、検索上位は獲得できません。

ウェブサイトの更新頻度が増加すれば、それに比例してアクセス数が増加し、少しでも検索ユーザーを自社サイトへ呼び込むことができます。そのため、更新頻度を高めれば、間接的に良い影響が得られますが、直接的には、良い影響があると明言できないので、その言葉の真意について確認していきます。

Googleは、更新頻度とSEOの関係性について、なんと答えているのか?

以前、「Google Webmaster Central office hours hangout」に登場した、Googleのウェブマスター・トレンド・アナリストのジョン・ミューラー氏(John Mueller)がウェブマスター・ガイドのQ&Aで“更新頻度とSEOの関係性”について、面白い回答をしています。

Googleは、ウェブサイトの更新頻度についてどのように考えているのでしょうか。英語版のオフィスアワーで、下記の質問がなげかけられました。

「しばらくの間、クロールされていないページは、上位表示することができないというのは、ホントのことですか?」

ジョン・ミューラー氏は、上記の質問に対して下記の回答をしています。分かりやすいように、オフィスアワーでの回答を要約してみました。

  • ウェブサイトに公開したページがクロールされていないからといって、まったく上位表示しないというのは、認識として誤っている。
  • クロールのペースは、一般的にそのページ自体がいつ更新されるのか、あるいはどのくらいのペースで更新されるのかによって決まる。
  • もし、長い間コンテンツが同じまま表示されていたとしたら、2ヵ月間クロールしないということも十分にありえる。
  • クロールしないからといって、何か問題が発生するわけではなく、依然として検索結果には表示される。
  • 私自身、クロールがランキングに直接影響を与えると発言したことは1度もない。
  • 万が一、Googleが理想とするコンテンツであれば、より頻繁にクロールすることも十分にありえる。
  • 魅力的なコンテンツは、クロールされやすいため、検索結果で出現しやすく、そこにはある種の関係性が存在する。
  • だからといって、クローリングの回数を重要な要素と考えすぎるのは、まったくもって真実とはいえない。

この回答から考察できることは、Googleが理想とする魅力的なコンテンツであれば、クロール頻度が高いということです。言い換えれば、クロール頻度が高い魅力的なページは、上位表示できる可能性があるということです。だからといって、クロール頻度さえ高めれば上位表示できるわけではないため、言葉の背景を理解することが大切です。

検索結果で上位表示したければ、検索ユーザーが求めるものを考える

ウェブサイトを公開したけれど、今ひとつ反応が得られないのであれば、更新頻度と検索ユーザーについて改めて考えてみる必要があります。あまりアクセスが得られない原因として、ほとんどウェブサイトを更新していないという原因も考えられますが、それ以上に検索ユーザーがインターネットで何を求めているのか分かっていないのではないでしょうか。

検索ユーザーは、常に新しい情報を求めて検索行動をとる

あなたは、生活の中でテレビやラジオ、インターネットなどからさまざまなニュースを受取っているのではないでしょうか。ニュースには、今まで知られていなかったさまざまな出来事が、情報として記されています。

たとえば、このニュースという情報もどこから得るのかによって、ユーザーの動きや考えに明確な違いがあります。テレビやラジオでニュースを得る人は、非常に態度が受動的で常に受け身の姿勢です。情報を与えられるから見るだけで、それ以上の積極性がみられることはありません。

一方で、インターネットで新しいニュースを知ろうとする人は、非常に積極性があり、態度も能動的です。知らないことを知るために、わざわざスマートフォンでキーワード検索をするくらいですので、それだけ知的な欲求を満たしたいという思いがあることが分かります。

つまり、検索ユーザーは、検索結果に表示される数ある多様なウェブサイトの中から自分の知的な欲求を満たすことができる価値あるサイトを選んでいるということです。

検索ユーザーが求めるものを理解して、更新頻度を高めていく

現在、全世界で公開されているウェブページは、数兆ページになるといわれています。この数字からも分かるように、Googleがこれらのすべてのウェブページを手動で管理することは不可能なので、現在は、定期的なアップデートで管理されています。

Googleは、数兆ページにもなるウェブページから毎回、検索ユーザーの検索キーワードに合わせて検索結果を最適化し、ユーザーが望むものを表示しています。つまり、Googleの検索エンジンは、ユーザーの探しているものが素早く表示できるウェブサイトを求めています。そのため、更新頻度の高い新しい記事コンテンツが充実したウェブサイトは、非常に重宝されます。

なぜ、更新頻度をアップし、質の高いコンテンツを掲載することがSEO対策になるのか

先ほど、検索ユーザーが求めるコンテンツページを提供することがGoogleに重宝されると述べましたが。なぜ、SEO対策を考える際、できる限り更新頻度アップし、質の高いコンテンツを掲載することが大切なのかというと下記の理由があります。その理由を知るためには、Googleの立場になって物事を考える必要があります。下記は、Googleの視点です。

  • ユーザーが情報を検索するのは、さまざまな物事を調べるためである。
  • 検索ユーザーは、さまざまな物事を解決するために価値ある情報を見つけたいと考えている。
  • 価値ある情報とは、コンテンツの内容が充実しており、読みやすい文章構成となっているはずである。
  • 価値ある情報とは、最近、世に送り出されたものであり、定期的に手が加えられているものである。
  • 充実したコンテンツを掲載するためには、古いコンテンツをリライトしなければいけない。
  • 情報価値の高いコンテンツは、頻繁に他人に紹介されている。(たくさんの被リンクを獲得している。)
  • 頻繁に紹介されているSEO効果の高いサイトで紹介されているということは、有益である可能性が高い。
  • 情報に価値があり有益であるのなら、なるべく検索上位にあげた方が良い。

このようにGoogleの考え方を順序立てていくと、更新頻度も無視できないことが分かります。更新頻度が多いということは、間接的に情報価値が高いことを意味するからです。

SEO効果が高い大手新聞社のウェブサイト

トレンド系の情報を頻繁に扱うウェブサイトを運営していると、大手新聞社が運営するウェブサイトになかなか検索エンジン上で勝てないという方がいます。「この情報なら、自分が最初に記事化すれば検索上位にいけるだろう…。」と考え、コンテンツ記事を公開するものの、やっぱり大手新聞社のウェブサイトから公開されている記事の方が上位表示しています。

これには、一体どのような理由があるのでしょうか?検索上位に掲載される理由を知れば、更新頻度とSEOの関係性がもっと分かるようになります。

  • ニュースサイトなので更新頻度が高く、頻繁に情報コンテンツが追加されている。
  • 社内で校閲体制なども整備されているため、文章が誰にとっても分かりやすく、正確性が非常に高い。
  • 特定のコラムニストなど、高い知見を持った執筆者がコンテンツを充実させている。
  • 毎日、膨大なニュースが公開されるものの、それぞれがしっかりとカテゴライズされているため、ユーザービリティが低下することがない。
  • ニュースサイトなどの情報は、TwitterやFacebookなどでも拡散や引用されることが多く、コンテンツ自体がソーシャルなパワーを強く受けている。

大手新聞社のウェブサイトは、上記のような理由から検索結果で膨大なアクセスを獲得しています。そのため、新しい社会事象が出るたびにコンテンツを制作し、役立つコンテンツを提供し続ける行為は、決して無駄にはならないということです。

ウェブサイトの更新体制をどのように構築することが最適なのか

上記の大手新聞社のように、社内に編集部があり、校閲部との連携がきっちりとできていれば、検索結果で上位表示することは間違いないでしょう。文章のスペシャリストが圧倒的なスピードで、法人ドメインで更新していくのですから、私たちが正面から歩みを進めたとしても差が開くばかりです。

通常、企業のホームページというのは、ニュースのように毎日更新すべきテーマやネタがあるわけではありません。そのため、毎日更新するという行為自体が現実的ではないかもしれません。ましてや、社内のホームページを更新するライターを専属で雇うことが厳しいという企業がほとんどなので、毎日の更新となると作業負担が大きすぎます。

多くの場合、デザイナーがライティング業務やGoogleアナリティクスなどを利用した解析改善業務を兼任するため、作業内容の見直しが必要です。そのような限られた環境の中で、Googleが望むような質の高いコンテンツを頻繁に更新していくには、どうすれば良いのでしょうか。その具体的な手順について、解説していきます。

コンバージョンさせたいものを決定し、目標達成に必要なコラムを強化する

法人サイトである以上、必ずコンバージョンさせるべき商品があると思います。アクセスを増加させ広告収入を増やすことなのか、ECサイトの売上を一件でも増やすことなのか、企業によって収益モデルとなるものが大きく異なると思います。

売上に直結する部分を明確にできれば、おのずと強化すべきコラムも見てくるのではないでしょうか。たとえば、仮想通貨向けの法人アフィリエイトサイトを立ち上げる場合、コインチェックやピットフライヤーなどの取引所や口座開設へのコンバージョンが、主なアフィリエイトの目的となります。

このアフィリエイト広告への売上を強化するには、これから仮想通貨を始める初心者が対象となることが、なんとなく予想がつくと思います。つまり、強化するべきコラムは、取引所の開設方法や仮想通貨の購入方法、初心者が買うべき銘柄などに力をいれていくことがコンバージョンを上げるポイントとなることが分かります。ここの軸をしっかりと定めることで情報発信にブレがなくなり、明確にターゲットを設定できます。

コンバージョンの増加を目的にタイトルリストを最大限作成する

デザイナーを兼任しながらライターをしていると、どうしても普段の業務が忙しく、そのばしのぎの記事の書き方しかできません。事前にコンバージョンさせるべき指標を明確にすれば、押さえるべきキーワードをすべてリストアップできるので、同時にタイトル化していきます。

キーワードサジェストツールなどを利用して、数百タイトル分リストアップできるようであれば、記事を書きだす前の段階で決定しておきます。この作業を事前にやっておけば、コラムのネタが見つからないから更新できないなどの問題を未然に防ぐことができます。新しく毎回リサーチするというのは非常に非効率なので、タイトルの案出し作業とライティング作業は、完全に分業するようにしましょう。

しっかりとした意義のあるコンテンツ制作には、何日必要なのか計測する

ウェブサイトの更新頻度を考える際、最も大切なのはコンテンツの質を維持することです。最初は、緊張感もあるため一定の質を保つことができるのですが、だんだんと工夫することがなくなり作業的意識が強くなっていきます。

毎日更新しなければいけないといった固定観念にとらわれ始めると、間違いなくコンテンツの質が低くなってしまいます。あくまでもコンバージョンさせることがゴールであって、ウェブサイトを定期更新することがゴールではありません。

特に、他の業務と兼任しながら作業を進めているような状況では、片手間意識がぬぐえなくなり、作業的孤独感に陥るなどの感情も重なって、クリエイティブでドライブ感のある文章が執筆できなくなってきます。

気持ちを一新するため3日に1回にしたいのであれば、3日に1度の更新で問題ありません。どうしても忙しく週に1回しか更新できないのであれば、そのような作業スケジュールに変更すべきです。何日必要なのか計測することで、少人数でも無理のない作業体制を構築できます。

1日1回更新したいのなら作業体制を見直そう!

上司に1日1回ウェブサイトを更新するべきだといわれている以上、その命令を無視してスケジュールの変更はできないということもあるでしょう。そんなときは、外注化体制を導入できないか上司にかけ合ってみましょう。

最近は、クラウドソーシングを利用することで、業務を簡単に委託することができます。この時、タイトルだけを丸投げして作業を依頼すると、思っていた方向性と異なるコンテンツが戻ってくることが多々あるので、タイトルや見出し、方向性に関しては、こちらで事前に決定して、意図していた通りのコンテンツが納品されるように、仕組みを作り上げていきましょう。

クラウドソーシングのライターさんに仕事を依頼していると、だいたい5人に1人程度、構成案なしで作業できる経験者が在籍していますので、そういった方を見つけることができたら、多少予算をかけてでも集中的に仕事を依頼しましょう。

このような流れを作りあげることで、自身がデザイナーであればデザイン業務に集中できますし、WordPressへの投稿についてもライターに依頼すれば、ほぼすべての業務を外注化することができます。しかしながら、どれだけ外注化しても、作業は下書き保存までにとどめて、最終的な公開については、あなた自身の目で確認してから行いましょう。

法人サイトである以上、管理人がすべての責任を負うことになるので、情報の精査だけは絶対に怠ってはいけません。

ウェサイトの記事コンテンツを更新するメリットとは?

ウェブサイトを更新するにあたり、更新頻度を決定する要素は、“コンテンツの質”だと説明しました。しかし、更新頻度について真剣に考え、一定の基準を確実に満たすことができることで、どのようなメリットがあるのでしょうか?ウェブサイトを更新するメリットについて確認していきます。

サイトの記事コンテンツのボリュームが増加する

規則正しく毎日1記事と決めて記事コンテンツを更新していくと、確実にサイトのボリュームを上げることができます。ウェブサイトで集客する場合、どうしても一定のコンテンツ量が必要となります。

最初の3ヵ月~6ヵ月は、どれだけGoogleアナリティクスのアクセス解析を眺めたとしても、なかなかアクセスが来ません。うまくいけば、3ヵ月後に数十アクセス程度来るようになります。

毎日、必死で更新して数十アクセスと考えるのか、3ヵ月更新すれば数十アクセスもえられると考えるのかは、ウェブサイトの管理人次第ですが、結果としては成功している方です。定期更新する習慣を持つことで、アクセスを増やすきっかけを作ることができます。

更新頻度に応じてクローラーの訪問頻度が増加する

記事コンテンツの更新頻度を上げていけば、間違いなくクローラーの訪問頻度が向上します。このとき、記事コンテンツの質が一定に保たれていなければ、Googleは評価してくれないでしょう。しかしながら、一定の質は保たれており、Googleの理想とする記事コンテンツであれば、更新頻度が増加することで間違いなくアクセスが増えるようになります。

クローラーの訪問回数が増えれば、新しい記事コンテンツが素早くインデックスされるため、検索エンジンに反映されやすくなります。クローラーの訪問頻度を上げるには、前提条件として記事コンテンツの更新頻度を上げることも大切ですが、検索ユーザーが知りたいコンテンツをつくる必要があります。

可能なら古い昔から存在するコンテンツよりも、最近話題となったコンテンツから制作するようにしてください。そちらの方がライバルも少なく、少ない労力で検索エンジンの上位を獲得できる可能性があるからです。

昔から存在しているようなコンテンツページと競い合ったところで勝ち目はありませんので、市場のリサーチをして勝てるところで勝負をしていきましょう。

検索ユーザーがファンになりやすい

あなたは、毎日ブログを見る習慣をもっているでしょうか?もし、定期的に見ている自分の好きなブログがあるのなら、毎日のように確認しているのではないでしょうか?なぜ、決まった時間に毎日確認するのかというと、必ず1日1回は、ブログ記事が更新されているからだと思います。

言い換えれば、定期的に更新されるウェブサイトは、ごくたまに更新されるウェブサイトよりも検索ユーザーがファンになりやすいということです。更新頻度を上げることで、日々の接触回数が増えるため、可能なら毎日更新するようにしてください。

そして、一方的な情報発信ではなくて、作成した記事コンテンツにコメントが貰えるような運営方法であれば、信頼関係を自然と構築できるためコンバージョンが発生しやすくなります。更新頻度を上げれば、リピーターを増やすことができるため、作業の負担にならない程度でウェブサイトを更新していきましょう。

SEO対策の更新頻度にはさまざまな意味が含まれている

ウェブサイトの更新頻度を上げていくと聞くと、新たなページを新規作成して投稿していくイメージを持ってしまうかもしれません。しかしながら、この更新頻度には、新しくページを加える以外にも既存のページに修正を加えるという意味が存在します。

たとえば、記事コンテンツに「【2017年版】これがSEO対策のすべて」というものがあった場合、現時点で2018年であるため、いずれGoogleから評価されなくなります。せっかく数千文字を、時間をかけて執筆したにもかかわらず、このまま更新せずに放置するのは非常にもったいないといえます。

このようなトレンド性の強い記事については、日付を更新することはもちろんですし、新しく追加された内容についても見直していく必要があります。実際にGoogleは、日付の情報の参照しながら検索結果を作っているともいわれているので、特に公開年数やニュース性の強い情報については、ある一定の期間ごとに修正する習慣をもっておきましょう。

無意味なページの量産をやめ、徹底的にリライトしていく

文章の書き方も分からない中、上司に記事コンテンツの更新を命じられた方は、今までなんとなく惰性的に作業をしてきたのではないでしょうか?過去の記事を見渡せば、それが自分のすべての能力を発揮したものかといわれると、多くの方が「違う!」と回答します。

なぜなら、文章を書けば書くほど、どうすれば物事を上手く伝えられるのか、どんなふうに構成を作成すれば、1分でも早く記事コンテンツを書き終えることができるのか、だんだんわかってくるからです。この段階で、過去の知識をフル活用して、創造性に溢れたクリエイティブな記事コンテンツを作成する努力を継続できれば良いのですが、なかなか難しいでしょう。

このまま質の低い記事を放置しても、決して状況が好転することはありませんので、ライバルサイトの記事よりも優れた記事になるように、情報のリライト作業を行っていきましょう。これも更新頻度を上げる大切な作業となります。

顧客の声を記事コンテンツに反映させていく

すでに、ホームページから一定のアクセスがあるのであれば、顧客からヒアリングをして、なぜ自社に問い合わせてきたのか、普段からどのようなことに困っているのか質問してみましょう。これにより、検索ユーザーがどのようなことに興味を強く持つのかアンケートから把握できます。

ウェブサイトの担当者が特定の分野について専門的に情報発信していれば集客できると考えていても、ふたを開けてみると見当違いであることもあります。そうならないようにするためには、自社の顧客の声を自ら直接聞く努力をして、そこから分かったことを記事コンテンツに反映させていく必要があります。

「いつもブログを見ているけれど、こういったコラムをもっと増やしてほしい。」
「こういったコラムは、需要がないと思うよ。なぜなら、僕らはこういったことに悩んでいるんであって、そういったことには悩んでいないから。」

こういった顧客の意見は、非常に貴重な意見ですのでしっかりと定期更新に反映させていきましょう。

1ページで勝負できるならバックリンクを獲得して上位表示を狙おう!

ウェブマーケティング担当者の中でも、wikipediaにお世話になっている方は、多いのではないでしょうか。Wikipediaがいつも検索上位にいるので、それよりも上に行くことができないという方もいるでしょう。なぜかというと、wikipediaは、1ページのSEO効果を最大限まで高めるコンテンツ方針を打ち立てているからです。

どうしても、特定のキーワードで上位表示したいというのであれば、wikipediaのページコンテンツの作り方を参照して、たった1ページにすべての情報が網羅されるように記事更新を重ねてください。

継続的な更新はSEO対策に必要なのかのまとめ

SEO対策として更新頻度を上げることは非常に有効です。しかしながら、コンテンツの質を意識することなくウェブサイトを更新したところで、検索上位を獲得することはできません。

もし、既存のウェブサイトに惰性的に書かれた記事コンテンツがあるのなら、すべてリライトする作業から始めて、検索ユーザーから興味を持ってもらえるようなサイトを作りあげていきましょう。ウェブ担当者として、コンテンツの質を最大限に高めながら、1日1記事更新できるようになれば、いずれ安定したアクセスが得られるようになるでしょう。