コンテンツマーケティングを成功に導くにあたり大切なのは、いかにしてSEOコンテンツの量産体制を構築するかです。社内人数が少ないからといって、いつまでもコンテンツが作れないと嘆いていれば、優れた情報発信は実現できないでしょう。

現在は、SEO業者などを利用すれば、手軽にコンテンツの制作が外注化できてしまいます。しかしながら、SEO業者に仕事を依頼するにあたって、どんな点に気をつけたり、どんなふうに見分ければ良いのか不明点も多いでしょう。SEO業者を選定するにあたり、下記のようなことをお考えではないですか?

  • そもそも、どんなことをSEO業者に任せれば良いのか分からない・・・。
  • SEOを外部の業者に任せる場合の注意点を知っておきたい・・・。
  • はじめての外注化なので、業者の見分け方がまったくわからない・・・。

もし、上記ついて自分と何かひとつでも思い当たることがある場合は、本記事を最後まで興味を持って読んでいただけると思います。今回は、SEOを外部の業者に任せる場合の注意点と業者の見極め方について解説していきます。

SEO業者に発注する前にライターの仕事を整理しよう!

SEO業者にSEO関連のコンテンツ制作を依頼するのであれば、自社でどのような業務が行われているのかについて把握することから始めてみましょう。ここでは、記事制作を外注化することを想定して話を展開していきます。

コンテンツ記事を制作するにあたり、いろいろな作業内容があるため、これから説明することを参考にしながら、特定の部分だけでも外注化を検討してみましょう。

キーワード選定で上位表示の方針を決定する

コンテンツマーケティングで大切なのは、どのようなキーワードで上位表示すべきなのかを明確に決めることです。このキーワードが決まっていなければ、外注化したかったとしてもすることはできないでしょう。

また、キーワード選定をするのであれば、ある程度の検索ボリュームなどの全体像などを把握して外注化するべきです。なにも調べない状態で外注化すると、SEO業者がどんな業務を行っているのか把握できないからです。

現在は、数多くの有力なサイトが公開されているため、どのようなキーワードで上位表示しているのか細かくチェックして自社に取り入れられる要素はないかひとつずつ確認していきましょう。

サジェストキーワードを確認する

上位表示すべき大きなキーワードが決まったら、サジェストツールを利用してサジェストキーワードをすべてリストアップします。この点に関しては、自分自身が使いやすいと考えるサジェストツールを利用して、どんどんレポーティングしていきましょう。

ここで大切なのは、サジェストキーワードを膨大にリストアップすることです。

  • アクセスアップが期待できるか。
  • コンバージョン率が高いかどうか。
  • どの程度の売上が期待できそうなのか。

上記のようなことは、やってみなければわかりません。特に、法人相手のビジネスとなれば、全体のアクセス数は非常に小さくなるでしょう。アクセスが小さいから成約率が低いというわけではないので、ここではアイディアを出すような意味でも、膨大なサジェストキーワードをレポーティングしてください。

検索上位を獲得できるタイトルを作成する

メインの大きなキーワードとレポーティングしたサジェストキーワードなどを組み合わせて、上位表示を獲得できるタイトルを作成しましょう。ここでは、実際にキーワードを検索エンジンに入力してひとつずつ調べていきます。

現在、上位表示しているタイトルと同じようなタイトルをつけてしまったら、なかなか上位表示することはできません。コンテンツSEOを意識することで、上位表示しているコンテンツよりも質を高めて上位を獲得する方法もありますが、極力自力で引き込まれてしまうようなタイトルを作成しましょう。

良いタイトルというのは、クリックせずにはいられません。「コンテンツを見てみたい!」と思わせる躍動感があります。非常に感覚的な話ではありますが、今までに何度もそのような体験をしていると思います。そういったタイトルが付けられるようになりましょう。

見出しを作成し、コンテンツとして成立させる

コンテンツ記事のタイトルが決まったら、見出しを作成し、コンテンツを良質なものへと変えていきます。その際、他社のコンテンツを真似することも大切ですが、自分で作成したタイトルには、どのような検索ユーザーが訪問しそうなのか具体的にイメージしてください。

このとき、タイトルは思いついたものの、今ひとつ見出しが決まらないという状況もあるでしょう。そういったときは、コンテンツを無理に作る必要はありません。無理やり作業を進めてしまうとコンテンツの質が低下し、検索ユーザーのニーズを満たすことができません。

起承転結を意識して、どんなユーザーの悩みを解決し、答えに導いていけるのか考えながら見出しを考えてみてください。

ライティングを行う

見出しが決まったら、ライティングを行っていきます。ライティングは多くの企業で外注化したいところだと思います。タイトルや見出しを見て、全体の流れを意識して一気に書き上げていきます。

非常に作業時間のかかる部分であり、どんなSEO業者に依頼するかでコンテンツの内容が大きく変わってきます。なぜなら、ライターによってリサーチの仕方やリード文の書き方、まとめ方などが大きく違うからです。

なかなか、自社とマッチングするライターと出会える可能性は低いかもしれませんが、発注者としての見極めの能力が試されるところなので、自分自身がライターとして働いている最中に、外部のSEO業者の方にどのようなことを守ってほしいのか意識しながら作業を進めていきましょう。

画像や動画、引用情報を入れる

コンテンツ記事を制作するには、画像や動画、引用情報などを入れなければいけません。画像を借りている時点で誰かの著作物を借りていることになります。また、何かのコンテンツを参考にしたのであれば、引用情報として表記することで、その事実を明確にしておかなければいけません。

他にも、画像を使用する際は、どんなサイトから画像を引用したのか引用元の情報について明記しなければいけません。これについては、動画でも同じことが言えます。ルールを守って引用することが、自社を守ることにつながります。SEO業者に外注化したとしても、この点については、ほとんど変わらないため、最終チェックは、自社で行っていきましょう。

キーワードの含有率をチェックする

コンテンツを制作する際は、キーワードの含有率を気にしながら作業を進めなければいけません。わざわざキーワード数を数えなくてもキーワード含有率を調査するツールがありますので、全体と比べたとき5%の含有率を目指してチェックしていきましょう。

このとき、キーワードの含有率が高すぎたり、低すぎる場合、十分ないSEO効果を実感できないため、しっかりと含有率をチェックしながら作業を進めるようにしてください。

万が一、キーワードの含有率が低すぎる場合は、キーワードを追加するなどして調整していきましょう。一方で、キーワードの含有率が高すぎる場合は、前後の文脈も考慮してキーワード数を減らすようにしてください。もちろん、修正した場合は、しっかりと確認しましょう。

リンク先に問題がないかのチェックする

もし、コンテンツを制作する最中に、外部サイトへリンクを飛ばしたのであれば、遷移先に問題がないかチェックしましょう。たとえ、SEO業者に依頼しても、誤ったURLを掲載していることもあるでしょう。

最終的にコンテンツを制作する場合は、URLのチェックは必ずしてください。表面上ではなかなか気づきづらい部分ですので、検索することで成否を確かめてください。

全体の仕上がりに問題がないかチェックする

記事コンテンツができあがったら、全体の仕上がりについてチェックしていきましょう。記事全体を見回したとき、文脈の流れに違和感がないか何度もチェックしてください。

そして、当初想定していた検索ユーザーの悩みが解決できているか、正しい答えが提示できているかチェックしていきましょう。このとき、記事内容に誤りがあった場合は、すぐに修正しコンテンツを良質なものへと変えていきます。

SEO業者への発注は、作業内容の特定部分でも構わない

コンテンツを制作する業務というのは、これだけたくさんの作業があります。自社には、どんな強みや弱みがあり、どの作業をSEO業者に外注化することで社内生産性を高められるのか理解することは非常に大切なことです。

まずは、外注化できるものとできないものに分類して、簡単な作業からアウトソーシングしてみてはどうでしょうか。

SEOを外部の業者に任せる場合の注意点

SEOを外部の業者に任せる場合、主にコンテンツの制作を外注することになります。質の高いコンテンツを生産できる体制が構築できれば、コンテンツマーケティングの成功率は飛躍的に高まります。

ここでは、SEO記事を外部の業者に任せる際の注意点について確認していきたいと思います。

依頼本数を明確に決定する

SEO記事コンテンツの制作を業者に任せる場合、必ず依頼本数を明確にしてください。1記事発注する予定なのか、100記事発注する予定なのか、どの程度の発注予定なのかによって、相手も対応の仕方が変わってきます。

1記事発注による仕事と100記事などの膨大な仕事であれば、SEO業者の方も注力のし方が大きく変わって来るでしょう。他に抱えている業務を置いといてでも、優先して納品してくれるかもしれません。そのため、何記事発注する予定なのかということは、必ず明確にしてください。

文字数を具体的に決定する

コンテンツ制作をSEO業者に発注する際は、1記事あたりの文字数を明確にしてください。何文字でも書けば良いというわけではないでしょう。なぜなら、社内には、決められた予算があるからです。

平均して3000文字必要だと感じるのであれば、3000文字と明確に伝えるべきです。このようなことは事前に決めていなければ、1000文字しかないコンテンツが納品されるなど、のちにトラブルにつながってしまいます。

もし、コンテンツマーケティング予算が大きく確保されているのなら、リサーチの結果、必要な文字数でコンテンツを制作してもらい検索エンジンで上位表示できるコンテンツ記事を作ってもらいましょう。

文字単価・記事単価を決定する

1つの記事コンテンツを作るにあたり、どの程度の報酬を支払うのか、発注前に決めておかなければいけません。しかしながら、記事コンテンツを発注したことがなければ、どんなふうに報酬金額を決定したら良いのか分からないのではないでしょうか。多くの場合、下記のように報酬を決定します。

  • 文字単価による報酬の支払い
  • 記事単価による報酬の支払い

どちらの発注方式にも、一長一短ありますので、それぞれの違いを簡単に説明しておきます。文字単価による報酬の支払いを行う場合、書いた文字数によって、1記事の料金が決まってきます。そのため、たくさんの文字数を書く場合、どうしても1記事の料金が上がってしまいますが、それほど文字数を必要としない記事を発注する場合、コストを抑えながら発注できます。

一方で、記事単価による報酬の支払いを選んだ場合、どれだけ文字数を書いたとしても、報酬金額の上限が決められているため、文字数の多いコンテンツを発注する場合に、コストを抑えた発注ができます

修正対応の有無を決定する

SEO業者に発注する際は、必ず修正対応してもらえるのか、その有無についても確認しておきましょう。最初から、修正されて当たり前だと考えていると、修正するには別途料金が必要であったりすることがあります。

事前に、修正対応の有無を確認しておけば、修正対応が必要な場合でもトラブルに発展しないため、どの程度の範囲の修正までならやってくれるのか、何回までの修正なら無料なのか、厳格に決めていきましょう。

画像対応の有無を決定する

SEO業者によって、画像対応までしてくれるところと、してくれないところがありますので、画像の選定まで行ってもらえるのかしっかりと確認しておきましょう。画像の選定には意外と時間がかかります。有料での選定となることが多いため、1件あたりどれぐらいの料金がかかるのか、調べておきましょう。

万が一、画像選定に多くのコストがかかるのなら、すべて依頼せずに自社でやってしまうことが費用対効果の高い発注方法となります。

文体の指示を出す

SEO業者に記事コンテンツの制作を発注する際は、どのような文体で、文章を作成すれば良いのか明確に指示を出しておきましょう。

  • 「です。」、「ます。」調で書いてほしい。
  • 「~だ。」などの断定表現は、やめてほしい。
  • 「~聞いたことがある。」などのあいまいな表現は、使わないでほしい。
  • 「~ました。」、「~ました。」など、文章の末尾を連続的に同一にしないでほしい。
  • 「~行っていきたいと思います。」ではなく、「~行っていきます。」とシンプルに表現してほしい。

など、非常に簡単な注意点ではあるものの、こういったことを事前に伝えておけば、コンテンツの質が高くなることをご理解いただけると思います。文体の指示を出していなければ、あいまいな表現がされていたり、根拠がないにもかかわらず断定されていたりするため、修正に手間がかかってしまいます。

修正に時間がかかるのなら、SEO業者に記事コンテンツの制作を外注化した意味がありません。文体の指定は、“ルール”のようなものですので、事前にルールを決めて提示しておきましょう。

著作権について明示しておく

「一度納品したコンテンツは、他社に流用されるなんて、そんなことが起きるわけがない。」と思ってはいけません。悪質なSEO業者を利用してしまった場合、納品済みのコンテンツを他者に流用されてしまうことがあります。

最悪の場合、自社で公開した記事が他社でも公開されてしまうことになり、重複コンテンツとしてペナルティが与えられてしまうかもしれません。必ず、ペナルティを受ける前に、著作権が譲渡される事実を明示してください。

万が一、コンテンツをSEO業者が流用するようなことがあった場合、損害賠償の対象となる事実も伝えておくことで、トラブルを未然に防ぐことができます。

完成記事に近い参考URLを掲載する

SEO業者に記事を発注する際は、必ず完成記事に近い参考URLを掲載しましょう。この参考URLがあるかどうかで、書きやすさが大きく変わってきます。書き始める前に、読んでほしいコンテンツがあれば、しっかりと掲載しておきましょう。

そのようなひと手間を加えることで、良質なコンテンツが納品されやすくなります。発注者は、具体的に納品物がイメージできていても、SEO業者は、いろいろと手探り状態です。あなたのこともよく知らなければ、自社のこともあまり知りません。

そのような知識を埋めてあげられるように、工夫が施された発注ができれば、どんどん優れたコンテンツが納品されていきます。

支払いを適切に済ませる

満足できるコンテンツが納品されたら、必ず支払いを済ませるようにしてください。支払い忘れるといったことがあっては、絶対にいけません。なぜいけないのかといわれると、最悪の場合、お金が支払われなかった事実が、インターネット上に書かれてしまうからです。

「○○会社の担当者の方とやりとりした結果、最終的に報酬が支払われなかった。そのため、督促することになった。」などと書かれてしまうと、非常に企業イメージが下がってしまいます。

中小企業なら社名で検索すると、そういったコンテンツが上位表示しやすいので、支払い忘れだけはないようにしてください。

怪しいSEO業者の特徴とは?業者の見極め方を教えます!

SEO業者にメディアのSEOを依頼する場合、どのような特徴から業者を見極めれば良いのでしょうか。具体的な特徴を理解し、適切に見極める目を持っていなければ、詐欺業者に騙されてしまう可能性があります。

ここでは、どんなSEO業者に依頼してはいけないのかを明確に解説していきます。

ゴール設定のおかしいSEO業者に依頼しない

SEO業者は、必ずゴール設定が明確に意識できていなければいけません。ゴール設定が明確にできない業者に依頼すると、「どんな効果が出ましたか?」と質問してもあいまいな回答しか返ってこないからです。

実際、そのような業者に依頼したとしても、結果が出る可能性は非常に低いでしょう。マーケティング担当者の質問に対して、下記のような回答が得られるのであれば、SEO業者として信頼できるのではないでしょうか。

  • 「コンテンツSEO」で月間検索回数が1,000回あるため、関連するサジェストキーワードをレポーティングし、コンテンツ化することで状況を確認しています。
  • 1,000円の広告掲載費用に対して、1,000円の利益が出ています。これから認知度を高めるために、もう少し予算を増やしてテストマーケティングしてみます。
  • 「コンテンツSEO+記事作成」で検索3位に上昇したため、リライトして5,000文字の記事にしました。

どの回答もSEO業者として、ゴールを明確に設定し、作業の中に目的意識が感じられます。そのような業者に依頼することが、結果につなげるための大切なポイントとなります。

成果を意識できていないSEO業者に、仕事を任せない

SEO業者の仕事とは、なんなのでしょうか?意外と明確に回答できない方が多いです。その状態では、ウェブサイトを通して利益を上げていくことは難しいでしょう。SEO業者の仕事とは、事業に成果をもたらすことです。

間接的なアクセスを増やしたり、検索順位を上げたりするのではなくて、あくまでも結果につながってはじめてSEO業者に仕事を依頼した意味があります。言い換えれば、成果を意識できていないSEO業者にどれだけお金を払ったとしても、発注費用を回収することはできません。

SEO業者が実施するSEO対策が、どの程度の売り上げにつながるのかを確認して、慎重に選定していきましょう。

自分自身の無知により、詐欺に騙されてはいけない

SEO業者に仕事を依頼するのであれば、しっかりと自分自身もSEO対策について基本的なことを勉強しておきましょう。SEO対策について無知であるばっかりに、騙されてしまっている方がいます。

ウェブマーケティングについて高い知見があれば、その事実をSEO業者にアピールすることで、コンテンツのクオリティが上がりやすくなります。

  • SEO対策について、まったく理解していない人。
  • SEO対策について、高い知見のある人。

では、相手の対応の仕方も大きく変わって来るため、詐欺業者に騙されないためにも、しっかりと勉強しましょう。

外部リンクを重要視するSEO業者に依頼してはいけない

SEO業者というと、ちゃんと仕事をしてくれるところもあれば、まったく仕事をしてくれない実態のない業者も存在します。特に、外部リンクを利用すれば、必ず上位表示できると断言するようなSEO業者は、信用してはいけません。

確かに、ウェブマーケティングを実践していると、「大手メディアの被リンクを獲得できれば、検索結果で上位表示できる。」と、聞くことから、そのような怪しい話を信用してしまうのかもしれません。

実際は、外部リンクを操作したところで、検索結果で上位表示できることはありません。逆に、悪質な被リンクによって、検索結果の圏外にとんでしまうこともあるため、注意してください。

キーワード大量追加型業者を信用してはいけない

SEO業者の中には、数年前にGoogleで禁止されたSEOの手法を利用して、検索結果の上位表示を獲得しようとする業者がいます。特に、ありがちなのが、検索上位を獲得したいキーワードを記事コンテンツに大量に利用したキーワード大量追加型業者です。

Googleに規制される数年前なら、記事コンテンツにキーワードを大量に追加することで上位表示できていた時代がありました。しかしながら、現在はそのような方法はペナルティの対象となっており、最悪の場合、ウェブサイトが圏外に飛んでしまう可能性があります。

もし、納品される記事コンテンツを確認したとき、文脈がおかしくなるほどキーワードが大量に追加されていたときは、すぐにその事実を指摘して契約を解除するようにしましょう。「こんなもんなんじゃないだろうか。」などというあいまいな考え方でSEO業者に依頼しているとトラブルに巻き込まれてしまう可能性があるため、注意してください。

ページの閲覧数こそがすべてという業者を信じてはいけない

SEO業者の中には、ページの閲覧数さえ増えればよいと考えている業者がいます。そんな業者に依頼したとしても、売り上げにつながらなければ意味がありません。あくまでも、売り上げにつなげることがSEO業者の仕事ですので、見せかけだけの仕事に騙されてはいけません。

それこそ、仕事のできるSEO業者なら、アクセス解析を利用した解析改善業務まですべてできます。Googleアナリティクスの扱い方が怪しかったり、キーワードプランナーの使い方も知らないようなSEO業者は、SEOについて何も理解していない可能性が高いので注意してください。

無料見積りが怪しい業者に仕事を依頼してはいけない

はじめてSEO業務を外注化する場合、必ず無料見積りを行うようにしてください。怪しい業者ほど、料金設定があいまいで費用項目を書かない傾向にあるため、しっかりと確認するようにしましょう。

特に、あとから追加料金のようなものは、請求してこないか、事前に確認するようにしてください。あとから別途料金を請求されてしまうと非常に困ってしまいます。それこそトラブルの原因となるため、追加料金が発生しないか確認しておくことは発注業務の基本となります。

言葉遣いの怪しいSEO業者に依頼しない

優れたSEO業者は、メールや電話でのやり取りがすべて丁寧な言葉でやりとりされます。悪質な業者ほど、言葉遣いが荒くマナーが悪い傾向があるため、注意しなければいけません。そのようなSEO業者を利用してしまうと、発注業務をする際に信用できず疲弊してしまいます。

「○○様 お世話になっております。」などの基本的な言葉も使えないのであれば、発注することはやめましょう。自社のコンテンツの制作をまともな言葉遣いもできないような業者に依頼したくないでしょう。

どんな状況であれ、発注してしまう以上は、発注者にもそれなりの責任があることを理解して、安心して任せられるSEO業者を探して、業務をアウトソーシングしていきましょう。

SEOを外部の業者に任せる場合の注意点と業者の見極め方のまとめ

今回は、SEO業務を自社以外の外部業者に依頼する際に、どのようなことに注意すれば良いのか、どのようにSEO業者を見極めれば良いのかについて解説しましたが、いかがだったでしょうか。

優れたSEO業者を探したいのなら、自分自身が勉強してマーケティングの知力を高めて全体を適切に見渡せるようにならなければいけません。SEO対策について詳しくなれば、怪しい業者に騙されることがなくなり、全体の費用対効果なども見えてくるようになります。

会社のお金を借りて、外部業者に発注する以上は、発注者としては正しい知見を持って、具体的な指示出しができるようになりましょう。そうすれば、日々の業務で発生する作業量が飛躍的に軽減され、クオリティの高いコンテンツが安定して納品されるようになるでしょう。