ウェブマーケティング担当者として広告業務を担当していると、リターゲティングやリマーケティングなど、難しい用語が頻繁に登場するようになります。あなたは、ウェブマーケティング担当者として、これらの広告の違いを明確に理解し、適切なリスティング広告の運用ができているでしょうか。

もし、リターゲティングやリマーケティングというものがどんなものなのかわからないのであれば、それぞれの違いを明確に理解し適切に運用することができていないのではないでしょうか。もしかして、リターゲティングとリマーケティングの違いがわからず、下記のようなことをお考えではないですか?

  • そもそも、リターゲティングというものが、どんなものなのかまったくわからない・・・。
  • リマーケティングにかんする基本的な知識がまったくない・・・。
  • この機会に、リターゲティングとリマーケティングの違いを明確に知っておきたい・・・。

もし、上記について自分と何かひとつでも思い当たることがある場合は、本記事を最後まで興味を持って読んでいただけると思います。今回は、リターゲティングとリマーケティングの基本的なことやどのような明確な違いがあるのか、効果的に運用するためのポイントについて、解説していきます。

リターゲティングとリマーケティングの基本を学ぼう!

まずは、リターゲティングとリマーケティングの基本情報から学んでいきましょう。そもそも、リターゲティングは、リタゲと省略されてマーケティング担当者から呼ばれています。

一方で、リマーケティングは、リマケと省略されてIT用語として親しまれています。こられは、どちらもリスティング広告の一種として、長く愛用されていますが、広告としてはどのような特徴を持っているのでしょうか?それでは、それぞれの広告について具体的に確認していきましょう。

リターゲティング広告とは?

そもそも、リターゲティング広告とは、どのような広告なのでしょうか?リターゲティングというと少しイメージしづらいため、ここでは、リターゲティング広告のことを指していると考えてください。前提条件として、これは、リスティング広告の一種です。

ここからは、リマケで統一していきます。リマケとは、一度WEBサイトに訪れたことのあるユーザーに対して、広告を表示するための手法のことです。今まで、商品ページに訪れるような興味性の高い検索ユーザーに対して直接アプローチできればと思ったことはないでしょうか。

リマケを利用することで、興味性の高い検索ユーザーに対してピンポイントで、適切な判断のもと素早く訴求できるようになります。

リマーケティング広告とは?

一方で、リマーケティング広告とは、一体どのようなものなのでしょうか?リマケとは、商品ページを訪問したことのある検索ユーザーに対して、リスティング広告をカスタマイズする機能のことです。

一度WEBサイトに訪れたことのあるユーザーに対して、興味性の高い広告を配信することでコンバージョンを獲得していきます。

どのような仕組みで広告を配信しているの?

リタゲやリマケなどの広告ですが、そもそもどのように機能しているでしょうか。リスティング広告を出稿しただけで、商品ページにアクセスしたい検索ユーザーを意図的に抽出し、広告を表示することなどできるのでしょうか。

ウェブ解析などを専門的に学んだ経験がなければ、「そのようなことはできない。」と考えてしまうかもしれません。はっきりお伝えすると、リタゲとリマケなどのリスティング広告によるターゲットを意識した広告の出稿は可能です。

それは、商品ページを閲覧したユーザーのブラウザには、訪問履歴が付与されているからです。この訪問履歴を利用すれば、対象ページにアクセスしたユーザーに限定して広告を配信することができます。

リタゲやリマケの広告の動きを理解する

ここでリターゲティングとリマーケティングを実践した際に、どのように検索ユーザーが動き、自社で出稿したリスティング広告を通してコンバージョンが発生するのか確認してみたいと思います。非常に、シンプルな動きなので順を追って確認していきましょう。

まず、山田さんという検索ユーザーがプレゼント用のお花を購入したいと考え、インターネット通販サイトAmazonを訪問しました。このとき、プレゼントに適したお花がなかったため、後日また日をあらためて検討することにしました。その日は、なにも買わずに閲覧を辞めてしまいました。

3日後、山田さんは、まったく別サイトで、プレゼント用のお花を確認していると、以前確認したAmazonのお花の広告が出ていました。どうやらプレゼント用のものがあるのがわかり、再度訪問してみました。そして、当初目的としていたプレゼント用のお花を購入し、コンバージョンにいたりました。

これが、リマケやリタゲなどのリスティング広告を出稿してからコンバージョンするまでの基本的な流れです。広告出稿に無駄がなく、対象のユーザーを具体的に設定できるため、無駄のないリスティング広告であることがわかっていただけたと思います。

リマケやリタゲで頻繁に表れる専門用語

リターゲティングやリマーケティングなどのリスティング広告の配信を行っていると、頻繁に専門用語が登場するようになります。リスティング広告には、いろんな広告用語がありますが、リマケやリタゲなどのリスティング広告を配信するうえで、頻繁に登場する専門用語をご紹介します。

ウェブマーケティング担当者として知っておくことで、相手とのコミュニケーションがやりやすくなるため、最低限しっておくべき用語として覚えておきましょう。

単純接触効果とは?

基本的に、リターゲティングとリマーケティングを実践するのは、単純接触効果によってコンバージョンを獲得するためです。そもそも、単純接触効果とは、一体どのようなものなのでしょうか?

単純接触効果とは、最初はまったく親近感や興味性のなかったものでも、何度も頻繁に見たり聞いたりすることで、次第に当初、心の中で抱いていなかった親近感を持つという心理学による考えです。

たしかに、リマケやリタゲによって、検索ユーザーにみられる回数が増えれば親近感を抱いてもらえるのかもしれません。しかし、単純接触効果を狙いすぎた結果、広告に対して嫌悪感ンをいだかれる可能性があるため、配信方法には注意を払った方が良いでしょう。

リーセンシーとは?

単純接触効果以外にも大切な専門用語として、リーセンシーというものがあります。リーセンシーとは、対象のウェブページに訪れた日を境として、どの程度の期間が経過しているのかということです。

「対象のウェブページの訪問日と経過期間を知ってどうするの?」と、思ってしまうかもしれません。これは、リターゲティングとリマーケティングなどのリスティング広告では、非常に大切な指標です。

リスティング広告でコンバージョンを出す際に、大切なポイントをご紹介しておきます。それは、対象のウェブページに訪れた日から、3日経過した検索ユーザーと1ヵ月経過した検索ユーザーでは、3日経過した検索ユーザーの方が、コンバージョン率が高いということです。リスティング広告の運営にかんする知識としても大切なことなので覚えておきましょう。

フリークエンシーとは?

リーセンシーは、対象のウェブページの訪問日と経過期間を知るための指標として大切だと説明しました。一方で、フリークエンシーとは、どのような指標なのでしょうか?フリークエンシーとは、リタゲやリマケなどのリスティング広告における広告の表示回数を表します。

つまり、フリークエンシーの指標を確認すれば、対象ページを閲覧したユーザーに対して、どのくらいリスティング広告を配信するのかが分かります。リスティング広告のフリークエンシーにかんする指標は、マーケティングの結果に大きく影響を与える指標なので、細心の注意を払いながら決定していきましょう。

フリークエンシーキャップとは?

フリークエンシーは、リタゲやリマケなどのリスティング広告における広告の表示回数を表す指標として大切な指標であることがわかりました。同じような言葉として、フリークエンシーキャップというものがあります。

フリークエンシーキャップとは、対象ページを閲覧した同一ユーザーに対して、何度広告を表示するのか、その上限を決めるための指標のことです。簡単に説明すれば、特定の検索ユーザーに対する広告表示の上限回数だと言えばイメージしやすいでしょうか。

リタゲやリマケなどのリスティング広告を出稿する際、フリークエンシーキャップを決定していなければ、何度も同じユーザーに同じ広告を出稿することになってしまい嫌悪感を抱かれかねません。そうならないようにするためには、フリークエンシーキャップを正しく設定することが大切です。

リターゲティングとリマーケティングの決定的な違い

リタゲやリマケにかんする基本的な説明を見ると、どんな違いがあるのか理解しづらかったのではないでしょうか。「もはや、違いがほとんどないのでは?」と思われてしまったかもしれません。

確かに、リタゲやリマケは、非常に似ているリスティング広告です。しかし、リタゲやリマケには、決定的な違いが存在します。

それは、サービスの提供もとの会社の違いです。Googleアドワーズで運用される追従型広告をリマーケティング広告といいます。一方で、Yahoo!リスティングで運用される追従型広告のことをリターゲティング広告といいます。このように考えれば、非常に大きな違いがあるといえます。

リスティング広告として、同じものとして捉えていいのか

リタゲもリマケもGoogleアドワーズが運営しているのか、Yahoo!リスティングが運営しているのかの違いしか存在しません。そのため、広告業務を担当するウェブマーケティング担当者の多くは、同じものとして理解している方が多いです。

上記で説明したように、一度商品ページを閲覧した検索ユーザーを追いかけるリスティング広告という概念は、リタゲもリマケも同じなので、概念そのものが根本的に異なるということはありません。

しかしながら、リタゲとリマケは、広告サービスの提供もとが異なる以上、完全にすべて一致するというわけではありません。

リタゲとリマケには、管理方法と設定方法に違いがある

リタゲとリマケは、広告サービスの提供もとが異なるため、すべて一致することはないと説明しましたが、そのように明言できるのは、管理方法と設定方法に明確な違いが存在するからです。

たとえば、Googleアドワーズ広告であるGoogleディスプレイネットワークでは、1つの広告グループに対して、いろいろなオーディエンスリストを設定することができます。そのため、Googleディスプレイネットワークには、最大のメリットがあります。それは、オーディエンスリストごとに入札する金額を変更できるため、管理が驚くほど手軽だということです。

一方で、Yahoo!リスティング広告であるYahoo!ディスプレイアドネットワークでは、Googleディスプレイネットワークと違って、1つの広告グループに対して1つのリストしか設定できないため、どうしても管理が複雑になりがちです。そういった管理方法や設定方法に違いが存在するものの、概念に変わりはないため、ほとんど同じものだと考えておけば良いでしょう。

リタゲやリマケは、実践する意味はあるの?

リターゲティングやリマーケティングの違いについて理解しても、多くの方は、リスティング広告を出稿するにいたりません。なぜなら、リタゲやリマケを実践する意味をみいだすことができないからでしょう。

もし、社内に一定のリスティングにかけられるマーケティング予算があるのならば、すぐにリタゲやリマケにとりくんでいただきたいと思います。なぜ、そこまで強くおすすめしているのか。そこには、明確な理由がありますので、ひとつずつご紹介します。

リスティング広告業界の現状を理解する

まず、リスティング広告業界に最近参入された方は、この業界の現状についてくわしく理解していないと思います。まず、ウェブサイトを運営していても、サイトに訪問したユーザーのうち90%以上は、なにも買わずに離脱してしまいます。

つまり、なんの収益も生み出さずに、他社のウェブサイトなどに遷移してしまうということです。そもそも、自社のコンバージョンがどれくらいなのか理解しているでしょうか?ほとんど、コンバージョンが発生していないのであれば、間違いなく90%以上が離脱している可能性が高いです。

この現状に対して、マーケティング担当者がなにも対策をとらなければ、どういった問題が発生するでしょうか。答えは、簡単です。ウェブサイトからの売上がまったく発生しないという問題に直面します。

90%以上の検索ユーザーの離脱を見逃してはいけない

広告管理を担当するウェブマーケティング担当者なら、せっかく自社に訪問してくれた90%以上の検索ユーザーの離脱を見逃してはいけません。確かに、90%以上の検索ユーザーが離脱していると聞くと、ウェブサイトの運営方針事態に誤りがあるのではないかと思ってしまいますが、そんなことはありません。

なぜなら、検索ユーザーによって、購買に対するモチベーションに大きな差があるからです。ウェブサイトに訪問してくれたユーザーのすべてがコンバージョンするわけがありません。たとえば、下記のような検索ユーザーが存在するでしょう。

  • インターネットでなんとなく情報を調べている検索ユーザー。
  • 購入前に、どんな商品が出回っているのか情報を調べている検索ユーザー。
  • 購入商品を決めており、他社によいものがないかチェックしている検索ユーザー。
  • 購入した人の中に、発送後にトラブルが発生していないかチェックしている検索ユーザー。
  • 決済前に、認識の誤りがないか、最後に厳重チェックをしている検索ユーザー。

このように、購入に対する考え方は、多種多様です。ウェブサイトに訪問する検索ユーザーが、今すぐ購入するユーザーとは限りません。しかしながら、すべてに共通しているのは、“少なからず自社の商品やサービスに興味を持っている”ということです。こういった興味性の高い検索ユーザーを確実に拾っていくのが、リターゲティングやリマーケティングを実践する意義だといえるでしょう。

コンバージョンしなかったユーザーを徹底的に追いかける

リターゲティングやリマーケティングを実践すれば、コンバージョンしなかったユーザーを、自社が理想とする成約にいたるまで追いかけ続けることができます。なにかの理由で検索ユーザーが商品やサービスを購入しないのであれば、購入してもらえるまでアプローチしなければいけません。

リマケやリタゲなどのリスティング広告の仕組みを利用することで、何度もアプローチできてしまいます。

ウェブサイトの訪問日を境として、ユーザーを分類できる

特定のページを閲覧した検索ユーザーには、閲覧履歴となるものが残ります。この事実があれば、有効期間を決定することでユーザーを分類することができます。このようなグルーピングは、マーケティングに非常に大きなメリットをもたらします。

言い換えれば、何日、リターゲティングやリマーケティングで検索ユーザーを追いかけるのか指定することができます。何も設定しなければ、基本的に30日間追いかけることになります。一方で、設定の仕方によっては、最長で540日追いかけることができます。

つまり、この機能性を上手く利用することで、費用対効果の高い配信ができるようになります。検索ユーザーを長期間追えば追うほど、無駄なクリックが発生してしまいがちなので、注意しなければいけません。

対象ページの閲覧の仕方によって、検索ユーザーを分類できる

リターゲティングやリマーケティングによるリスティング広告を利用すれば、どのページを閲覧していたかによって、検索ユーザーを分類できます。たとえば、商品ページAと商品ページBに検索ユーザーを分類することで、それぞれに適切な広告が配信できるようになります。

検索ユーザーの意図に応じて適切な広告が配信できれば、申し込み率やクリック率などのコンバージョン率が改善することが期待できます。ただ検索ユーザーを追いかけるだけではなくて、検索ユーザーの分類までできるため、ある程度、詳細を設定できることを覚えておきましょう。

何度も同じ商品を買ってもらえるように誘導できる

リマケやリタゲは、何度も同じ商品を買ってもらえるようにリスティング広告を介して誘導することができます。たとえば、以前自社の商品を購入した検索ユーザーは、自社に対して非常に好意を示している可能性が高いです。

そういった場合に、リターゲティングやリマーケティングによるリスティング広告を利用すると、再び同じ商品を決済してくれる可能性があります。たとえば、リマケやリタゲで「そろそろ、なくなってきたのではないですか?買わなくても大丈夫ですか?」というリスティング広告を配信することで、コンバージョンが獲得できるということです。

上記の決済までの流れを見ればわかるように、上手く定期的に広告を配信することでリピーターを育成することができます。ただ単に、検索ユーザーを追ってアプローチしているわけではないということをご理解いただけると思います。

同類の商品をリスティング広告で配信できる

リターゲティングやリマーケティングは、同じような最初に決済があった商品に近いものをターゲティングすることで、コンバージョンさせられる可能性があります。マーケティング担当者向けに説明すればクロスセルによる売り上げを獲得するイメージです。

対象商品に興味を持っているということは、同類の商品にも近しい興味性を持っているかもしれません。特に、インターネットショッピングでは、こういった考え方で検索ユーザーに対してアプローチすることで売り上げを大きく伸ばすことができます。

リマケやリタゲは、インターネットショッピングの販促手法としてもしっかりと通用するため、テストマーケティングをしながら、何日追いかけることが費用対効果の配信となるのか、リサーチしていきましょう。

キーワードごとにリストを分類できる

たとえば、同じランディングページを用意したとします。このとき、アフィリエイトに使用するURLとリスティングに使用するURLを使用すれば、流入経路別の検索ユーザーのグループを作成できます。

上記と同じように、キーワードのカテゴリを作成して、それをURLで分類しておけば、対象キーワードでアクセスがあったユーザーのグループを作成することができます。ちなみに、この内容は、パラメータというものを使用すれば、もっと簡単にできるので、こんなこともできるのだなという程度に聞いておいてください。

ちなみに、パラメータを利用すれば、いくつもURLを設定しなくても、キーワードや流入ごとに簡単にグループが作れます。

リマケやリタゲで効果を上げるためのポイントとは?

リターゲティングやリマーケティングで効果を上げたいのであれば、どんなことに気をつければ効果が上がるのか、そのポイントについて理解しておかなければいけません。ここでは、リスティング広告を担当することになったウェブマーケティング担当者に向けて、マケやリタゲで効果を上げるためのポイントをご紹介します。

対象ページへの訪問期間は短ければ短いほど良い

リターゲティングやリマーケティングを実践するのであれば、リーセンシーにしっかりと注意を払いましょう。上記でも説明しましたが、リーセンシーとは、対象のウェブページに訪れた日を境として、どの程度の期間が経過しているか知るための指標のことです。

リーセンシーの期間は、業界にもよるのですが、期間が短ければ短いほど良いとされています。職種などによっては、長期化することでメリットが増加するものもあるため、その点については、事前調査が必要です。

基本的に、リマケやリタゲで満足のいく効果が得られないということであれば、リーセンシーに大きな問題を抱えている可能性が高いです。リーセンシーごとに検索ユーザーのグループを作成しているのであれば、グループ構成の見直しも含めて調整していきましょう。

興味性や意欲によって、検索ユーザーを分類する

まず、あなたは自社でどのようなウェブサイトを運営しているでしょうか?通常、ただのコンテンツページに訪問したユーザーより決済ページに訪問したユーザーの方が興味性や意欲が高いといえます。

もっと、わかりやすく説明すれば、インターネットショッピングがたとえやすいのかもしれません。インターネットショッピングのトップページにしか訪問しなかったユーザーと決済ページまで到達したユーザーでは、コンバージョンに対する意欲がまったくことなります。

このように、コンバージョンする可能性が異なるにもかかわらず、同じ単価でリスティング広告を配信すると費用対効果の高い配信ができません。コンバージョンの可能性が高いのか低いのか、ページごとに分類して、結果が出やすい広告配信を行いましょう。

検索ユーザーのグループ内容を見直す

現在、リターゲティングとリマーケティングを実践しているにもかかわらず、まったくコンバージョンが増加する様子がないのであれば、検索ユーザーのグループ内容を見直した方が良いかもしれません。

たとえば、既存のグループがその広告に対して、まったく興味を持っていないということは考えられないでしょうか。どれだけリマケやリタゲでお金をかけて広告を配信したとしても、興味性が限りなく低い検索ユーザーであれば、どれだけ努力しても結果は出ません。

20代向けの商品を70代に売っているようなものです。この場合、リスティング広告の配信のあり方を見直すことで格段に効果が上がることがあります。

リマケやリタゲ専用の広告を配信する

リターゲティングやリマーケティングでリスティング広告を出稿するのであれば、必ず専用のものを使用してください。リマケやリタゲ専用のものを作成することが面倒だからといって、他の媒体で使用している広告を流用してはいけません。

せっかくお金をかけて、リマケやリタゲを実践しているのですから、ターゲットに合わせて専用のものを作成しましょう。もし、どのような広告を配信するべきなのか、わからないということであれば、その広告を配信されてどのように感じるか考えてみましょう。

検索ユーザーが現在使用しているリスティング広告で、購入したいと感じるのであれば、きっとコンバージョンが発生する広告である可能性が高いです。一方で、このような広告を配信されても購入することはないだろうと感じるのであれば、今すぐ使用している広告を変更するべきです。

リターゲティングとリマーケティングの違いのまとめ

これまで、リターゲティングとリマーケティングの基本的なことや違いについて具体的なポイントをいくつも紹介しましたが、いかがだったでしょうか。特に、リマケやリタゲの効果を上げるためのポイントは、今日から実践できるものだったと思います。

リターゲティングとリマーケティングを実践しているにもかかわらず、効果が出ないということは、対象としている期間や使用している広告の内容、グループとしてまとめている検索ユーザーのリストに問題が ある可能性が高いため、どんなところに問題があるのか見直しましょう。

リマケやリタゲを習得すれば、今まで離脱されてしまいコンバージョンとして獲得できなかった検索ユーザーをしっかりととりこぼすことなく、コンバージョンさせられるため、まちがいなく経営利益の向上が期待できるでしょう。