ウェブサイトを立ち上げる予定があるのなら、競合サイトを分析することでライバルの状況を把握し、自社がターゲットとする検索ユーザーに対して適切にアピールしなければいけません。
しかし、ウェブサイトを運用した経験がある方でも競合分析について学んだ経験がない方も多いのではないでしょうか?

せっかく、ウェブサイトを運用するのなら、どんなコンテンツに注目が集まり、どのようなコンテンツをユーザーは魅力的だと感じるのか、徹底的に洗い出してから作業を進めた方が良いでしょう。もしかして、下記のようなことをお考えではないですか?

  • 競合サイトの分析の仕方をゼロから学習してみたい…。
  • 競合サイトの分析には、どんなツールを利用したらよいのか知っておきたい…。
  • 競合分析の仕方を習得し、他社の情報を適切に収集する能力を高めたい…。

もし、何か競合分析について思い当たることがある場合は、本記事を最後まで興味を持って読んでいただけると思います。今回は、競合サイトの分析に役立つサイトやツールをご紹介します。はじめに競合分析をするにあたって、必要な知識が網羅されたおすすめのサイトを掲載しますので、まずは一読してください。

競合サイトの分析に役立つサイト

まずは、競合サイトの分析をするにあたって、基礎知識を網羅していただきます。競合分析とは、どんなものなのか、どんな手順で進めればよいのか、必要な知識が掲載されたウェブサイトのコンテンツをご紹介します。

SEO 簡単に競合サイトを分析したい時の手順

ASCII

公式サイト(ASCII):http://ascii.jp/elem/000/001/100/1100500/
はじめて競合分析をすることになったとき、競合分析ツールを利用すれば、ある程度の運営方針が把握できます。しかし、最低限のSEO対策が施されているのか、デザインは、統一されているか、アンカーテキストは、適切に利用されているかなど、競合分析ツールを利用しなくても目視で確認できるところがたくさんあります。

今回、ASCIIが紹介している競合分析の仕方を習得すれば時間のないウェブ担当者でも競合サイトの情報について知ることができます。最低限のHTML構造を意識した調査方法なので、コーディング経験のない方でも、きっと参考になるでしょう。

競合サイト・ホームページを解析する方法

INNOVA

公式サイト(INNOVA):https://innova-jp.com/3501/
ウェブマーケティングの専門サイト「INNOVA」は、ウェブ担当者向けに定期的に最新のマーケティング情報を公開してくれるウェブサイトです。今回、競合分析について、具体的な分析方法や調査ツールについて分かりやすく紹介してくれています。

競合分析ツールを利用していくにあたって、どんなことに意識をおくべきなのか、そのヒントがたくさん掲載されています。

SimilarWebを利用したライバルサイトの競合調査手順まとめ

SimilarWeb

公式サイト(SimilarWeb【日本公式ブログ】):https://www.similar-web.jp/blog/archives/4073
SimilarWebが公開しいているこのページは、必ず一読することをおすすめします。競合分析をしていくにあたって、SimilarWebが提供するノウハウは、参考になるものばかりです。
何を強みや弱みと考え、ユーザーの興味に焦点をあてて、どんなサイトを競合サイトとしていくのか、SimilarWebを利用しながら具体的なノウハウを惜しみなく提供してくれます。
ちなみに、SimilarWebは、Googleアナリティクスと肩を並べるほどの知名度のある競合調査ツールとして機能性やノウハウがたくさん詰まっています。

ライバルを出し抜くサイト競合分析5つの手法

SimilarWeb

公式サイト【SimilarWeb【日本公式ブログ】:https://www.similar-web.jp/blog/archives/1627
こちらも同じく、SimilarWebが公開しているコンテンツです。ウェブサイトを構築する上で、競合サイトの構造や競合コンテンツを徹底的に比較する方法、サイトの変更履歴を知る方法など、利用者の目的に応じたリサーチ方法が記載されています。

ここで紹介されている競合分析の仕方を習得すれば、良質なコンテンツを自社に取り入れることもできるので、ぜひ一読してから競合分析にトライしてみてください。

競合サイトに顧客を奪われてる!?分析手順&自社ホームページの改善策

士業の学校

公式サイト(士業の学校 プレスクール):http://sigyou-school.biz/pre/blog/marketing/competitor-hp/
「士業の学校 プレスクール」が、アクセス数が減っているページに対する、競合分析の仕方を公開しています。なぜ、アクセス数が減少するのかという根本的な問いやホームページのアクセス数に焦点をあてて、具体的な解決策を提示してくれます。
Googleアナリティクスを利用した自社分析の仕方やライバルサイトのチェック方法など、解析改善を含めた具体的な解決策となっているので、ぜひ一読してください。

競合サイトの分析に役立つツール

競合分析の基礎的な考え方が把握できた方に向けて、競合サイトの分析に役立つツールをご紹介します。

SimilarWeb

SimilarWeb

公式サイト: https://www.similarweb.com/ja
競合分析を行う際、真っ先に利用していただきたいのが、SimilarWebと呼ばれる競合分析ツールです。なぜ、このツールがおすすめなのかというと、標準的な機能性が高いにも関わらず、使い方が非常に簡単だからです。

公式サイトのURLに直接アクセスしていただき、調査したいサイトのURLを入力して検索すれば、競合分析を始めることができます。
競合サイトの訪問者数や訪問別ページビュー、平均滞在時間、直帰率などを調査することができます。今まで、Googleアナリティクスを利用しなければ、解析できないと思われていたことが、手軽に可視化することができます。

SEOチェキ

SEOチェキ

公式サイト: http://seocheki.net/
競合サイトのHTML構造を把握したいのであれば、今すぐSEOチェキを利用してみましょう。HTML構造を分析すれば、相手がどんなキーワードを利用して、どのように上位表示を狙っているのかが、すぐに分かります。
このようなツールを利用しなくても、1つずつHTML構造を確認していけば、調査することはできますが、このようなツールを利用した方が効率よく的確にライバルサイトのSEOチェックをすることができます。
ちなみに、SEOチェキを利用すれば、下記のようなことを知ることができます。

  • HTML構造内に記述されたタイトルタグやメタタグ、ディスクリプションタグ、メタキーワード、h1の見出しタグが把握できる。
  • 外部リンクの数と内部リンクの数が把握できるため、被リンク調査にも利用できる。
  • GoogleやYahoo!Japanの検索エンジンにおけるインデックスの数を把握できる。
  • 各キーワードにおける検索順位を把握できる。
  • ウェブサイト内におけるキーワードの出現頻度を把握できる。

比較的簡単に利用できるため競合サイトがどのようなキーワードで上位表示を狙っているのかが瞬時に把握できます。自社で今まで気づけなかった潜在的なキーワードを把握することに非常に役立ちます。

Wayback Machine

Wayback Machine

公式サイト: https://archive.org/web/
これから新たなマーケットに参入する場合、たくさんのウェブサイトを閲覧すると思います。何年も前から運営されているものから、立ち上げから1年たっていないものまで、運営歴はさまざまです。

しかし、こういったウェブサイトの変化について知りたいと思っても、通常は、どのようにウェブサイトが変化してきたのか運営者しか知ることができません。
現在は、デザイナーやエンジニアによって作り込まれた綺麗なウェブサイトでも、もとをたどれば、全く情報が掲載されていないコンテンツサイトだったかもしれません。Wayback Machineを利用すれば、どんなふうに、デザインや機能性が変化し、コンテンツが増加しているのか、その変化を視覚的に確認することができます。

簡単に説明すれば、Wayback Machineを利用して、過去のデータベースを閲覧することで、昔の姿がシステム上から確認できてしまいます。一般的に、このようなツールは、ライバルサイトのリニューアル情報などを調査する際に、頻繁に利用されています。コンテンツが削除されてしまっても、このツールを利用することで閲覧することが可能となります。

eMark+

eMark+

公式サイト:https://www.valuesccg.com/service/emarkplus/
「eMark+」を利用すれば、自社とライバルサイトをHTMLやウェブ解析などの観点から簡単に比較・検討することができます。流入元や集客構造、検索キーワードなど、あらゆる視点でライバルサイトと比較分析ができます。このツールを利用すれば、それぞれのウェブサイトの集客効果や検索キーワード、ウェブサイト内の人気コンテンツ、併用しているウェブサイトの数まで、あらゆることが把握できます。

ユニークユーザー数やページビュー数、セッション数、直帰率など、Googleアナリティクスでおなじみの解析指標を、比較することができます。閲覧したデータについては、すぐにレポーティングできるため、手軽に社内共有することもできます。性別や年齢といったターゲットに合わせた絞り込みもできるため、非常に機能性の高いツールとして重宝されています。

User Local

User Local

公式サイト:http://ec.userlocal.jp/competitor/
ECサイトを運営していると、下記のようなことを考えたことはないですか?

  • 自社の商品は、他の店舗で取り扱っていない商品ばかりなのに、なんで売れないんだろう?
  • ライバルサイトとの価格競争で利益率がどんどん下がっている…。
  • 利益率が高い会社はどんな商品を売っているのか知りたい…。
  • ライバルが少なくて、利益率が高い商品をピックアップできれば、売上をもっと伸ばせるはずだ…。

これらのすべての悩みや疑問に、解決してくれるのが「User Local」なのです。ちなみに、大手ECモール上に存在する2万7千店舗の中から自動的にライバル店舗を抽出してくれる機能を持っています。その店舗が主に販売していきたい商品や売り上げのベースを拡大していきたいと考えるジャンルを把握することで、自社の弱点や伸ばすべきポイントが見えてきます。

あまりにもライバルサイトの商品のラインナップ数が多ければ、価格競争になる前に、販売していく商品をずらし、販売できるチャンスの高い商品を抽出し、効率良く売り上げを伸ばすこともできます。これにより、リサーチ不足によって発生しがちな不良在庫のリスクを抑えることができます。

ぜひ利用していただきたい機能として、10店舗抽出機能があります。この機能を使えば、楽天やアマゾン、ヤフーショッピング内の2万7千店舗の中からライバルとなりえる店舗情報を自動的に抽出することができます。また、現在、取り扱っている商品の重複率を知ることもできるため、今までまったく見えてこなかったライバル情報を自動的に抽出できます。

GTmetrix

GTmetrix

公式サイト:https://gtmetrix.com/
近年、Googleはウェブサイトの表示速度をランキングシグナルの重要な要素として取り入れることを発表しました。たとえば、上位表示しているウェブサイトがあったとき、「GTmetrix」を利用すれば、表示速度を簡単に計測することができます。

このツールは、ウェブサイト内に存在するページに対してリクエストを行い、リクエストごとに発生した時間を調査することで、問題の所在を明確に提示してくれます。
自社のライバルサイトとなりえるサイトを複数ピックアップして、自社のウェブサイトの表示速度は、遅いのか速いのかを比較、検討することができます。

Nibbler

Nibbler

公式サイト:http://nibbler.silktide.com/
「Nibbler」に調査したいウェブサイトのURLを入力すると、ソーシャルメディアテクノロジーやSEO、アクセシビリティなどの観点から、レポートを作成することができます。ウェブサイト内の改善すべき問題点を的確に提示してくれるため、そのアドバイスに従って改善していけば、検索エンジンから評価されやすいウェブサイトを作成してくことができます。

このツールを利用することで、ウェブサイトの品質をスコアリングし、それぞれのサイトを客観的に評価していくことができます。こちらのサービスには、有料版と無料版があります。無料版の場合、分析されるページが5ページと限定されますが、有料版の場合、100ページと膨大な分析ができます。

WEBSITE GRADER

WEBSITE GRADER

公式サイト:https://website.grader.com/
近年、モバイルファーストインデックスなどで、モバイルデバイスに最適化されたウェブサイトが評価されつつあります。しかし、レスポンシブなどのモバイルページを、すべて目視で問題がないか確認することは大変です。デバイスに合わせて見た目が変化することはもちろん、SEOやパフォーマンス、セキュリティなど、多角的な視点で客観的な評価が必要となるからです。
ツール自体の使い方もシンプルで、調査したいライバルサイトのウェブサイトのURLとメールアドレスを入力すれば、数秒以内にスコアリングされた点数が表示されます。
コンバージョン率の向上やトラフィックの増加、新しいリードの獲得を実現するため、ウェブサイトのパフォーマンスの向上を目的とした改善案が提示されます。

MOZ

MOZ

公式サイト:https://moz.com/researchtools/ose/
コンテンツマーケティングを展開していると、どうしてもライバルサイトよりも上位表示できないということがあるでしょう。そんなときは、ライバルサイトのドメインの評価を確認してみましょう。

もしかすると、中古ドメイン業者から優良な中古ドメインを購入し、コンテンツマーケティングを展開している可能性があるからです。MOZを利用すれば、外部からの被リンクの数を一覧で表示できると同時に、ペナルティによるスコアも表示してくれます。

被リンクもとを確認することで、どんなウェブサイトからドメインパワーを送られているのかを全体的に把握することができます。これにより、ライバルサイトがターゲットとしている検索ユーザーの全体像を網羅し可視化することができます。

GRC

GRC

公式サイト:http://seopro.jp/grc/
法人企業から個人アフィリエイター、ブロガーまで、多くの人たちが利用するGRCと呼ばれるツールをご存知でしょうか。ライバルサイトとの検索順位のチェック作業は、想像以上に時間がかかります。

GRCを利用すれば、GoogleやYahoo!、Bingの3つの検索エンジンによる掲載順位をボタンひとつで自動的に取得することができます。一度設定しておけば、日々の動きを定点観測することができるため、検索順位の動きを明確に知ることができます。

これにより、特定のキーワードが検索結果で上がったのか下がったのか、どんなページが検索エンジンで高い評価を得ているのかを一覧で把握することができます。この検索順位を確認しながら問題のあるページについては、タイトルやユーザービリティを見直すことで、検索結果で1ページ目を獲得できるように最適化していくことができます。また、検索エンジンでペナルティを受けた場合でも、グラフが大きく変化するため、問題の所在についてすぐに把握することができます。

hanasakgani.jp

hanasakgani.jp

公式サイト:http://hanasakigani.jp/
ウェブサイトを運営していると、自社やライバルサイトがどのような被リンクを獲得しているか気になったりしませんか?自社サイトに質の悪い被リンクが送られているのであれば、Googleから検索順位を下げられてしまう可能性があります。それだけはどうしても避けたいところでしょう。

そんなときは、hanasakganiと呼ばれる被リンクチェックツールを利用してください。hanasakganiを利用すれば、どんな被リンクを獲得しているのか、一覧で把握することができます。自社のウェブサイトの分析ツールとしても利用できますし、ライバルサイトの被リンクチェックツールとしても利用することができます。

調査対象サイトのURLを入力するだけで、被リンクサイトが一覧で表示されると同時に、ノーフォローとなっているサイトが視覚的に分かるように表示してくれます。定期的に、被リンクチェックツールを利用すると、最新のSEO動向なども見えてきます。
こちらのツールは、機能制限付きで1日3回までの利用となっているため、大量に無料で被リンクをチェックすることはできないので注意してください。

検索順位チェッカー

検索順位チェッカー

公式サイト:http://xn--hcki8dj00aq91nn0ybxq7agu2c.com/
従来のツールよりもシンプルに、ライバルサイトの検索順位をチェックしたいとお考えの方もいるでしょう。ウェブサイトのURLとキーワードを入力したら、検索順位が表示されるようなツールを利用したいとお考えであれば、「検索順位チェッカー」を利用しましょう。

検索対象となるキーワードを入力し検索したときの100位までの順位を自動的に取得することができます。わざわざキーワードを1つずつ入力して検索しなくても、同時に5キーワードを入力して検索順位をチェックできるため、効率良くサイトの順位の検索していくことができます。キーワードとキーワードの間に半角スペースを入力することでAND検索が利用できます。

もし、何度検索しても情報の取得に失敗してしまうようであれば、しばらく時間をおいてみて再度チェックしてみましょう。ちなみに、一度検索すれば検索条件を保存できるのですが、1年間が有効期限となっています。もし、この条件が保存された状態で定期的にアクセスすれば、保存期間が自動的に1年間延長されます。機能性がシンプルで初心者におすすめしたい検索順位チェックツールなので、ぜひ利用してみてください。

Gyro-n SEO

Gyro-n SEO

公式サイト:https://www.gyro-n.com/seo/competitive-comparison/
ベンチマークしたウェブサイトを比較検討していきたいのならライバルサイト分析ツール「Gyro-n SEO」の利用をおすすめします。検索ユーザーを意識し、コンテンツマーケティングによって検索順位を上げたとしても、ライバルサイトよりも検索順位が低くければ、本来獲得できたアクセスを見逃していることになります。

つまり、従来よりも高いコンバージョンとアクセスを獲得するためには、SEOパフォーマンスの改善が必要です。なぜ、ライバルサイトの方が上位表示しているのか、検索上位に行けない理由は何なのか、問題点を把握し、課題を通してSEO対策のヒントを得ることができます。

ライバルサイト比較ツール「Gyro-n SEO」の最大の特徴は、競合サイトのインデックス数による推移を確認できることです。ライバルサイトがどんなペースでコンテンツを更新し、新規コンテンツを追加しているのか、普段では、なかなか知りえない情報をチェックすることが可能となります。

法人企業や個人アフィリエイター、ブロガーによっては、複数のウェブサイトを運用していることもあるでしょう。それぞれのウェブサイトよって、ライバルとするべきサイトも異なるかと思います。そのため、「Gyro-n SEO」は、最大5サイトまで登録できるようになっています。

登録したウェブサイトごとに、キーワードグループを設定することができるため、細かくライバルサイトを調査できます。ちなみに、無料プランは、1サイトまでの登録となりますが、有料プランに変更することで5サイトまで登録できます。

SEOTOOLS

SEOTOOLS

公式サイト:http://www.seotools.jp/
「SEOTOOLS」を利用すれば、マーケティング担当者に代わってSEOによるアクセス解析を行い、簡単・無料、リアルタイムでのウェブサイトの解析、診断ができます。機能としては、検索順位以外にもトラフィックランキングやページランク、検索エンジンによるインデックス数、獲得した被リンク数、特定のキーワードの出現率など、総合的なSEO診断によって導き出されたデータがレポーティング表示できます。

ライバルサイトの検索順位をチェックする際は、調査したい対象サイトのURLを入力し、3つのキーワードを含めるだけです。これで実行ボタンを押せば、検索エンジンのランキングシグナルによって指定された検索順位を表示することができます。

被リンクチェックツールに関しては、URLを入力するだけでドメインやIPがどの程度分散されているか調べることができます。複雑な機能があるよりもシンプルな機能を使って競合分析をしていきたい方にとって、おすすめのツールとなっています。

Pascal

Pascal

公式サイト:https://www.pascaljp.com/
350社以上のWEB担当者のプロが選ぶコンテンツSEOツール「パスカル」は、通常なら半日かかるライバルサイトの分析をたった1分で完了してしまいます。コンテンツマーケティングによってオウンドメディアに安定したアクセスを呼び込むには、サイトを立ち上げた初期の段階で競合サイトの分析が必要です。

パスカルは、たった1分で47項目を比較分析することができます。知りたいと思った情報をすぐにデータとして抽出できるようにレポーティング機能が多数搭載されています。ちなみに、SEO作業レポートと呼ばれるものが抽出できるのですが、どのように改善すれば検索エンジンで評価されるのかが詳細に把握できるSEO指南書となっているため、マーケティング経験が浅くてもウェブサイトの改善を、指南書を確認しながら実施できます。

もし、タイトルタグに問題があれば文字数やキーワードの数などを、最適化する上で必要な改善点がすべて網羅されています。まさに、本格的な競合分析ツールとして整備されていますので、ぜひ導入してみることをおすすめします。

Ahrefs

Ahrefs

公式サイト:http://ahrefs.jp/
世の中には、さまざまなバックリング調査ツールがあります。すでに、上記でも紹介したようなMozの「Open Site Explorer」を利用すれば、手軽にバックリンクを調査することができます。他にも、ウェブマスターツールで公開されている「サイトへのリンク」からバックリンクの調査が可能です。

それぞれ知名度のあるバックリング調査ツールですが、Ahrefsならそれらのツールよりも視覚的に分析結果が把握しやすく、ランキングシグナルにおいて重要な要素を手軽に分析できます。こちらのツールを導入すれば、競合サイトで上位表示されているコンテンツやソーシャルメディアで注目の集まっているコンテンツを調査し、現状でアクセスが獲得できていないキーワードから、新しいコンテンツを検討することができます。

ドメイン単体の調査はもちろん、URL単位で対象サイトのSEO状況を把握することもできるので有料検索広告のキーワード調査や将来、アクセスが見込めるキーワードの調査を実施することができます。

競合サイトの分析に役立つサイトやツールのまとめ

ウェブマーケティングの経験が浅ければ、“なぜ、ライバルサイトを分析する必要があるのか”その真の意味を理解することは難しいでしょう。実際に、マーケティング経験があったとしても、ライバルサイトのチェックまで正確にできているマーケティング担当者は少ない印象です。

競合分析は、自社サイトを客観視し、ウェブサイトの可能性を広げる意味でも、時間をかけてやるべき大切な作業です。今回紹介したような競合分析について書かれたウェブサイトで基礎知識をひとつずつしっかりと押さえることで、目的意識を持って競合分析ができるようになります。

もし、検索順位が上がらなければ、どんな指標を確認したらよいのか、対象キーワードによるアクセスが低ければ、ライバルサイトのどんなことを調査すればよいのかが経験を積むことで見えてきます。

具体的に自分から目標設定ができるようになれば、必然的にどのようなツールを利用するべきなのかが分かるようになるので、まずは、自社のウェブサイトが他社のウェブサイトと比較して何か足りなのかを考えていきましょう。そうやって、ひとつずつ仮説を立てていくことで、正解が自分で見つけられるようになります。